万葉仮名でよむ『万葉集』

  • 岩波書店 (2011年1月28日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784000248105

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  • 「万葉集」に、日本語が成立する途上の姿を見る。
    漢語という高圧の中で形成されてゆくのは、その翻訳語としての日本語。
    この過度期の姿が万葉仮名だ。
    ローカル言語成立という稀有な歴史を辿って日本語は生まれた。
    発音も、漢字の持つ<パピプペポ>から、女手の開発により、<はひふへほ>に変化していった。
    (万葉集を<パピプペポ>発音で読んでみると、まるで韓国語に聞こえる)

    漢語に近い「万葉集」は、31文字に拘らずに味わうべし、という主張は目から鱗だ。
    使用される漢字(万葉仮名)の意味も重要なのだ。

  • 書家による万葉歌、ひいては日本語論。ふだんは漢字かな混じり文で読むことの多い万葉歌だが、元来書かれていた万葉仮名で読めば違った世界が見えてくる。

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著者プロフィール

書家。京都精華大学客員教授。1945年福井県生まれ。京都大学法学部卒業。1990年『書の終焉 近代書史論』(同朋舎出版)でサントリー学芸賞、2004年『日本書史』(名古屋大学出版会)で毎日出版文化賞、同年日本文化デザイン賞、2009年『近代書史』で大佛次郎賞を受賞。2017年東京上野の森美術館にて『書だ!石川九楊展』を開催。『石川九楊著作集』全十二巻(ミネルヴァ書房)、『石川九楊自伝図録 わが書を語る』のほか、主な著書に『中國書史』(京都大学学術出版会)、『二重言語国家・日本』(中公文庫)、『日本語とはどういう言語か』(講談社学術文庫)、『説き語り 日本書史』(新潮選書)、『説き語り 中国書史』(新潮選書)、『書く 言葉・文字・書』(中公新書)、『筆蝕の構造』(ちくま学芸文庫)、『九楊先生の文字学入門』(左右社)、『河東碧梧桐 表現の永続革命』(文藝春秋)、編著書に『書の宇宙』全二十四冊(二玄社)、『蒼海 副島種臣書』(二玄社)、『書家』(新書館)、作品集に『自選自註 石川九楊作品集』(新潮社)、『石川九楊源氏物語書巻五十五帖』(求龍堂)などがある。

「2022年 『石川九楊作品集 俳句の臨界 河東碧梧桐一〇九句選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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