真昼の視線

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 29
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000248167

作品紹介・あらすじ

人間の内面と存在の本質を探究する知的作家として知られ、世界的にも注目を集めている韓国の作家・李承雨(一九五九〜)の長編小説。母子家庭で育ったハン・ミョンジェは、父親不在という欠乏感を埋めるべく、三十八度線に近い小さな町へ父親探しの旅に出る。そこで彼は父親と出会うが…。息子の父親探しと父親という存在からの克服の過程が「意識の流れ」の手法で描かれ、静謐で、緻密な文学世界を堪能できる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • ル・クレジオが「韓国を知るには、李承雨の小説を読むべし」と断言するなど、世界的にも注目を集めている韓国の作家・李承雨さん。長編小説『真昼の視線』の刊行を記念し、李承雨さんを高く評価する江國香織さん、川村湊さんを交えたトークセッションが開催されます。

    『真昼の視線』刊行記念 李承雨の文学を読む
    ――李承雨さん&江國香織さん&川村湊さんトーク・セッション
    日時 2013年3月24日(日) 14:00~16:00
    会場 東京堂書店神田神保町店6F東京堂ホール
    参加費 800円(要予約,ドリンク付き)
    参加方法 東京堂書店店頭、またはメールにて件名「『真昼の視線』イベント 参加希望」とお申し出いただき、お名前・電話番号・参加人数をお知らせください(イベント当日と前日はお電話にてお問い合わせください)
    ※当日12:00より1階総合カウンターにて受付を行います。参加費800円(ドリンク付)をお支払い頂いた上で、店内カフェにて指定のドリンクとお引換え下さい。なお、ドリンクの引換えは当日のみ有効となります。
    お問合せ 東京堂書店神田神保町店
    【TEL】03-3291-5181
    【Email】shoten@tokyodo-web.co.jp
    http://www.iwanami.co.jp/topics/event.html#tanisyun

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著者プロフィール

1960 年、全羅南道生まれ。ソウル神学大学神学科卒業。朝鮮大学教授。81 年、中編小説『エリュシクトンの肖像』を発表しデビュー。人間と宗教への根本的な問いや、また〈不在の父〉を主題とする作品などで大きな注目を浴びる。主要作品に『迷宮についての推測』『植物たちの私生活』『僕はとても長生きするだろう』『懐かしい日記』『私の中に、また何があるのか』『生の裏面』『人は自分の家に何があるのかをしらない』『尋ね人広告』など。大山文学賞、東西文学賞、現代文学賞を受賞。邦訳に「ナイフ」。

「2010年 『死海』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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