「学びの公共空間」としての公民館 九条俳句訴訟が問いかけるもの

  • 岩波書店 (2018年12月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (188ページ) / ISBN・EAN: 9784000248273

作品紹介・あらすじ

「梅雨空に『九条守れ』の女性デモ」という俳句が公民館月報で掲載を拒否された事件をきっかけに、公民館のあり方が問われた。表現の自由問題から射程を広げ、「大人の学びの大切さ」に立脚し、古くて新しい「学びの公共空間」のあり方について検証する。戦前?戦後の公民館の歴史をふまえ、世界的潮流の中で最先端の活動に取り組む事例も紹介。

みんなの感想まとめ

公民館の役割やその発展過程を探求する内容で、特に表現の自由や社会教育に焦点を当てています。ある俳句が公民館の月報に掲載されなかった事件を起点に、法的な問題や公民館の「学びの公共空間」としての重要性が論...

感想・レビュー・書評

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  • 戦後の公民館の発展過程とその役割について考察した図書。第Ⅰ部は、公民館で行われる俳句の学習会で、九条に関する俳句を詠み、これまでのように「公民館だより」にのせようとしたところ、公民館側が拒否し、訴訟に発展した事例について。最終的には公民館側の対応は違法であり、俳句は、「社会教育活動の一環としてなされた学習成果の発表行為」で「不当な差別的取り扱いをしてはならない」とされた。
    第Ⅱ部、第Ⅲ部では、戦後の公民館の成立とその発展、事例を示している。公民館は、「学びの公共空間」として、相互学習、協働実践の場に必須とのこと。自分は、図書館に関係が深いので、公民館の役割も意識して、社会教育について考えないとなぁ。

  • 受験参考書として読んだ。
    戦後から現代までの公民館の役割や、これから更にグローバル化が進む中での社会教育・生涯学習の在り方を、素人ながら体系的に知ることができた。
    各市町村の公民館で実際に取り組まれてきたことも数多く取り上げられており、非常に興味深かった。大学生になって、学びを深めたあとにもう一度読みたいと思う。

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著者プロフィール

東京大学名誉教授、聖学院大学大学院非常勤講師。1944年、東京都生まれ。1967年、東京大学教育学部卒業、1974年、同大学院教育学研究科博士課程修了。埼玉大学助教授・教授、東京大学大学院教育学研究科教授、法政大学キャリアデザイン学部教授などを務め、2015年退職。元日本社会教育学会会長。主な著書に『文化協同の時代』(青木書店)、『生涯学習と社会参加』(東京大学出版会)、『子どもが育つ地域社会』(同)、編著書に『NPOの教育力』(同)、『地域学習の創造』(同)などがある。

「2016年 『地域文化が若者を育てる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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