醜い花

  • 岩波書店 (2008年11月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (48ページ) / ISBN・EAN: 9784000248563

みんなの感想まとめ

この作品は、見た目や評価に囚われがちな現代社会に対する深い洞察を提供します。醜く、毒を持ち、忌み嫌われる花が、実は強く美しい存在であり、周囲の生を守っているという物語は、コンプレックスや人間のエゴにつ...

感想・レビュー・書評

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  • 図書館にて♪
    今日は3冊の返却を...
    普通なら3冊借りて帰るんですが、今日借りると返却日にあたる週末に図書館に来れないので今日は我慢の1日です( ̄^ ̄°)

    でも、せっかく図書館来たしなぁ…
    いきなりですが、ここで問題です:
    原田宗典さん...???
    たしか...マハさんの...(←ヒントです)
    って、ことでサクッと読めそうな本書を図書館にて読み終えましたが、サクッと読んじゃダメなやつでした。

    すごく深いテーマを持つ物語。
    この作品は、存在の意味や生きることの価値について静かに問いかけます。
    物語の中心には、世界にただ一輪咲く「醜い花」があります。
    この花は、その見た目から忌み嫌われ、誰からも愛されることなく咲き続けます。
    しかし、その存在には深い意味が込められており、読者は花の視点から世界を見つめ直すことになります。

    物語の進行と共に、花は自分の存在意義を探求し続けます。
    絶望の中で花が聴いた奇跡の声は、物語のクライマックスを迎える重要な要素です。
    この声は、花にとっての救いであり、読者にとっても希望の象徴となります。
    花が最後に見つけた答えは、単なる美しさや外見にとらわれない、本質的な価値を教えてくれます。

    原田宗典さんの描く世界は、美しくも幻想的であり、詩的な表現が随所に散りばめられていました。
    特に、花の描写や自然の風景は、読者の想像力をかき立て、物語に引き込む力があります。
    また、登場人物たちの心情描写も丁寧であり、彼らの葛藤や成長がリアルに感じられます。

    この作品を通じて、「醜い」とされるものの中にも美しさが存在することを再認識しました。
    外見や表面的な価値にとらわれず、本質を見つめることの大切さを教えてくれるこの物語は、現代社会においても非常に重要なメッセージを持っています。
    私たち一人ひとりが持つ独自の価値や存在意義を見つめ直すきっかけとなるでしょう。

    『醜い花 新装版』は、単なる物語ではなく、人生の教訓や哲学的な問いかけを含んだ作品です。
    読後には、心に深い余韻が残り、自分自身の生き方や価値観について考えさせられました。

    答え:原田宗典さんは原田マハさんの兄です。
    (ということで、ここで読むしかないかな「にいさん」)

    <あらすじ>
    この作品は、生と命、存在の理由を静かに問いかける内容となっています。物語は、世界にただ一輪咲く「醜い花」を中心に展開されます。この花は忌み嫌われながらも咲き続け、その存在の意味を探求します。絶望の果てに花が聴いた奇跡の声が、物語のクライマックスを迎えます。

    この本は、美しくも幻想的な絵と共に、詩的な世界を織り成しています。



    本の概要
    幻想的な絵と物語が織り成す詩的世界

    • きたごやたろうさん
      またまた私の本棚に「いいね」をありがとうございます。
      この本は「タイトル買・借」です!
      またまた私の本棚に「いいね」をありがとうございます。
      この本は「タイトル買・借」です!
      2024/09/19
    • ヒボさん
      共感頂けるといいのですが...
      個人的には☆5つでいいと思った作品でしたよ♪
      共感頂けるといいのですが...
      個人的には☆5つでいいと思った作品でしたよ♪
      2024/09/19
  •  原田宗則氏は『スバラ式世界』シリーズの印象が強すぎて、こんなきれいで文学的な作品も描いていたのかと知ってとても驚いた。しかも妹が原田マハ氏だって?衝撃的すぎた。

     醜くて毒があって悪臭を放っていて、世界中の全てのものから忌み嫌われている孤独な花。その正体が明らかになったときにわかる残酷な真実。こんなふうにあらすじにまとめちゃあおしまいよ、ってくらい心に傷痕を残すような本だった。思わずしばらく見入ってしまうようなグロテスクな絵と、左右のページに日本語と英語で書かれた文章で、まるで美術展を見ているような感覚になった。

  • この絵本によって,コンプレックスや地球環境,人間のエゴについて改めて考えました。誰もが,みんなから好かれたいと思ったことがあると思います。しかし,それは本当に幸せでしょうか?
    最後には,醜い花が咲いている理由に,どきっとします。

    【中央館3F-1 閲覧室 913.6/HA 】

  • 原田宗典が、娘のために書いたという、絵本。
    ちょっと難しい、どちらかといえば大人向けの絵本。
    ハードカバーの装飾が素敵で、見るだけでも芸術的な一冊です。

    内容は、心のあちこちをチクリチクリと刺すような、ほの暗い雰囲気の漂うものですが、そこから得るものはたくさんありました。

  • 学校の図書館でとてもどうしてか
    惹かれたので手にとった本。

    少し硬い文章の中に書かれた優しいけど
    どこか切ない物語。

    醜く優しい花のお話。
    醜いと思われていた花だけど実は
    誰よりも強く美しく、沢山の生を守っていた

    この本を読んでとても感動しました。
    心に深く深く残りました。

    是非手にとって読んで欲しいなと思います


    きっと人は表ばかりにとらわれ何かを見失う
    先入観ばかりでは、いけないんだ。

    人に嫌われても美しくいられるのと
    人に嫌われても誰かを愛せるのはどちらがいいだろうか


    とても考えさせられるお話。

  • 小さな星がありました。
    星には海がありまして、海の中には大陸が、大陸の中には緑の山河がありました。
    野には花咲き、森には樹々が育っておりました。

  • 一気に醜い花が咲いている世界に引き込まれました。短い作品でしたが、一見無価値で無駄なもの存在を否定してしまいたくなるものにも、そこにある理由があることを伝えたかったのかなあと。何の捻りもなく物語りそのままの解釈ですが、身近にいるとある人のことを毛嫌いする自分も物語の中で滅びてしまう意地悪な存在であることにドキッとしてしまいました。

  • 醜い理由を大分捻くれた感じで考えていたけど結果自分がどんなに捻くれているかが身に染みた

  • 自分の在り方をかんがえさせられるお話。

    美しい絵と、「美しい」話の組み合わせも素晴らしいと感じました。

  • そう名付けられた花はみんなから忌み嫌われ何千年もの時生きる。
    自分の生きる意味と苦しみに堪えながら。

    やがて愚かな生き物がやって来て,
    殺そうとしたことで始めて醜い花は自分の存在の意味を知る。


    …なんだか差別社会を肯定してる様にも捉えられる話。

    デザイン画みたいに繊細な絵。

  • 原田さんといえば爆笑必至のエッセイが有名ですが、このテの大人向けの童話も軒並み素晴らしいのです。
    挿し絵も装丁も美しく、まさにスペシャルなかんじ。
    これは購入して手元に置いておきたいです。

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著者プロフィール

1959年、東京都生れ。早稲田大学第一文学部卒業。1984年に「おまえと暮らせない」で「すばる文学賞」佳作。以来小説、エッセイ、戯曲を発表する。『旅の短篇集 春夏』が2026年本屋大賞の発掘部門を受賞し話題となる。主な著書に小説『スメル男』『十九、二十』『平成トム・ソーヤー』、エッセイ『スバラ式世界』『たまげた録』、戯曲『やや黄色い熱を帯びた旅人』などがある。

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