民主主義のあとに生き残るものは

制作 : 本橋 哲也 
  • 岩波書店 (2012年8月31日発売)
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  • 本棚登録 :60
  • レビュー :8
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000248655

作品紹介

インドでは、市場主義とヒンドゥー至上主義が猛威をふるい、人びとの生を脅かしている。しかも民主主義がその暴力を正当化している。同様のことは、世界の至る所で見られるのではないか。そしてまた、各所で起きている小さな抵抗に、これからの希望を見出すことができるのではないか-。注目のインド人作家がしなやかな言葉でつづる政治エッセイ集。ウォール街占拠運動でのスピーチや、初来日時のインタヴューも収載。

民主主義のあとに生き残るものはの感想・レビュー・書評

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  • 絶対に読まなきゃ。。。

    岩波書店のPR
    「インドでは、ヒンドゥ・ナショナリズムと市場主義が猛威をふるい、人びとの生を脅かしている。しかもそれらが民主主義によって正当化されている。同様のことは、世界中で起きているのではないか。注目のインド人作家がしなやかな言葉でつづる政治エッセイ集。ウォール街占拠運動でのスピーチや、日本でのインタビューも収載。」
    http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0248650/index.html

  • ブッカー賞作家がインドにおける至上主義とヒンドゥー至上主義の猛威を厳しく批判し、民主主義が暴力を正当化する根拠になっているなどと主張する政治エッセイ。厳しい内容ですが、ここで述べられているような現実の有無と意味を考えなければならないなあと思いました。

  • こちらの書評
    http://book.asahi.com/reviews/reviewer/2012102800009.html?ref=rss2
    から。

    インドは開発に伴い、多くのムスリムや少数民族が虐殺にあっているという。

    貧富の差が激しくなり、GNPの1/4を100人で所有している、と。
    IT立国だが、高速回線は独占されているらしい。

    途中、虐殺のエピソードが出てくるが、一次資料がないので、事実なのかわからない。
    生きたまま、手足を次々に切り落として、枯れ木の上に胴体を載せて火をつけたって、ほんとかよ……

    あと、規模が。8割は抑圧される民族みたいだけれども。

    しかし日本では確かに報じられてないね……

  • 「世界の縮図」であるインドの実情を読んで絶望的な気持ちになるが、これが対岸の火事とはまったく思えない。日本も同じ縮図の中にいるのか。。

  • 平田さんの投稿で興味をもって。ポスト民主主義の考え方はいろいろあると思いますが、民主主義についても、市場主義についても、自分はあまりにも勉強不足と思い。

  • アルンダティ・ロイ『民主主義のあとに生き残るものは』岩波書店、読了。本書は、大企業(市場主義)ヒンドゥー原理主義(ナショナリズム)が民主主義の名のもとに人々を抑圧するインドの苛烈な現状を告発するインド人作家の政治エッセイ集。この現実はインドだけでなく世界各地で現在進行形のことである。

    アルンダティ・ロイ『民主主義のあとに生き残るものは』岩波書店。進歩と開発は人々に生活の安心をもたらすのだろうか。かつての植民地支配の掲げたその理念は、民主主義世界において「新帝国主義」という形で数倍の悲劇を招来している。本書は、その矛盾に立ち向かう筆者の精神の軌跡となっている。

    アルンダティ・ロイ『民主主義のあとに生き残るものは』岩波書店。筆者は昨年3月、東日本大震災を東京で経験した。初来日時のインタヴューも収載されている。『誇りと抵抗 ―権力政治を葬る道のり』(集英社新書)と併せて読むことで立体的に理解することができる。「インドは世界の縮図」との言葉が重い。

    アルンダティ・ロイが語るインド経済成長の犠牲者たち:Democracy Now! http://democracynow.jp/video/20090928-2

  • HONZ朝会で紹介されて、即買い。うん、良かった。インド好きには。

  • 待望の新刊。嬉しいな~
    日本の国際文化会館の招きに応じて、2011年3月10日(私の誕生日だ)、東京行きの飛行機に乗り込んだアルンダティは、その翌日、地震を目撃することになる。
    予定されていた講演はキャンセルされ、3月12日、余震が続く中、岩波書店でインタヴューが行われた。「このインタヴューが行われた状況を私は一生忘れることはないだろう。」と彼女は後に述懐する。
    このように書くと、あの地震関連の書物だと思われてしまうだろうけれど、そうじゃない。語られているのはそれ以前の、インドを中心とした状況の事。つまりこれは、アルンダティの目を通して眺める世界だ。

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