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本 ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784000248761
感想・レビュー・書評
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人口減少、高齢化など、消滅しそうな地方の新たな価値観を産み出すヒントが沢山詰まっていた。
本書の島根県立隠岐島前高校は、現在普通科と地域共創科の各学年2クラス。
地域で学びながらグローバルにも挑戦できる教育プログラムでたとえば、稲刈りのお手伝い、世界各地で文化交流するなど、外に出て実際に体験することで学ぶ。
本書では、活力溢れる現在の島前高校に至るまでの過程を仔細に記してある。
現代社会で失われつつあるローカルなセンスを活かす働き、非常に興味深く感じた。
そこに暮らす人達(役所、学校、よそ者の改革者、住人、子供)が同じ矢印のベクトルで、熱意と情熱を持ってアイデアを巡らせ、協働して実行に移す。
ローカルなヒトのつながりや協働の精神、何も無いから生まれる魅力づくり、不自由で厳しい自然環境下だからこそ育まれる粘り強い精神力。
都会とは、対照的な生き方にも幸せが沢山詰まっている。
と終わらず、、、、ローカルと対義語のグローバルを掛け合わせて、グローカルと言う人材を育成して、世界でも活躍し、島にも還元させていく考え方。
途方もなく無限に広がる可能性に、あっぱれ!!
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先日、NHKの新プロジェクトXでこの島の物語を見た。町長と町職員の奮闘の物語だった。この本はその中でちらりと出てきた島前高校の物語。
本を読んでいて、何度も涙をぬぐった。久しぶりの感覚だった。
もしも、何千万円台の資金があったら、プロデューサーとなって映画化したい。
読んでいて、1ページ1ページ、その場面が映像となって浮かんでくる。その度に目頭が熱くなり、そのまま熱い涙がこぼれる。
すべては人なのだと思った。動く人がいるということの大切さを感じながら、どんな改革も一人では難しい。動く人が集まって成し遂げられるものと感じた。そういう時が来るのだと思った。
動く人、それは大切、それ以上に人を動かすことの難しさも頭の中をぐるぐると走り回る。兎にも角にも、人なのだと思う。
高校生の成長が熱い。
一流の教師を定義した言葉がしみる。
同じ意味で、この高校の卒業生は一流の卒業生なのだろう。
「ふるさと」の歌詞は、助詞一つでこんなに変わるものなのか。
読んだものに一つの言い訳もさせない、この強さ。
今日も生きていこうと思う。 -
海士町の挑戦事例はあまりにも有名で地方創生系の論文やセミナーで拝見していましたが、本書を通してよりリアルな現場目線での動きを知ることができよかったです。2008年に高校魅力化プロジェクトを本格的にスタートさせて、2015年には"未来を変えた"出来事として本を出せてしまうスピード感に感銘を受けました。
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地域がどう将来を描くか、どれだけの人が本気で関わるか。1人では何もできない、みんなで進むことをみんなで、自分たちのこととして考えたい。
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涙が出そうなほど感動した。しかし、ここで書かれたことと、現状には乖離があるらしい。
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[鹿大図書館学生選書ツアーコメント]
隠岐の島の小さな学校から、地域活性化の秘訣を探る!
[利用はコチラ/鹿大図書館OPAC]
https://catalog.lib.kagoshima-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB18295062 -
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/786913 -
私の娘が隠岐島前高校を志望しているのにあたり読んでみました。これまでの過疎地である島前高校の奮闘をつぶさに垣間見ることができたこの本は、地域の住民、支える教員たち、生徒などが一体となり、己の成長とともに、地域の成長という視点で熱を持って成長していく姿に非常に感銘を受けました!
私の娘も是非この高校で人間として成長して欲しいという思いを募らせましたが、最終的に決断するのは本人なので、それを尊重したいという思いにかられる今日このこの頃です。 -
自分の地域への自己肯定感、よく思う、多様性を認める,地域で新たな生業、創業する人、人を呼ぶ方が大事、来る者拒まず,去る者追わず
自分の夢と地域との未来を重ね合わせ、街へのを恩を感じ、戻ってきてもらう。発問力と考える場をつくる
俺が地域を良くするという上から目線は失敗する。地域の風習や文化をリスペクトし、つなぐ人になること多文化協働、田舎だからできることは?
何を目指すのか?理想とは幸福度を高くする、地域の未来を担う人材、教育のありかた、何が定着を生むのか?高校魅力化プロジェクト、村を育てる学力をつくる
自立、覚悟、挑戦、未来、本気か、人の自給自足、地域で新たな生業、創業する人、人を呼ぶ方が大事、来るものを拒まない、東京に行きたいのは当たり前
山内道雄の作品





