未来を変えた島の学校――隠岐島前発 ふるさと再興への挑戦

  • 岩波書店
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本棚登録 : 76
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000248761

作品紹介・あらすじ

人口減少や少子高齢化が深刻な過疎の地で、何が改革の原動力となったのか。海士町、西ノ島町、知夫村、三つの島の協働が日本の未来を牽引する。教員、行政、地域住民、ヨソモノ等による人づくりの物語。

感想・レビュー・書評

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  • これだけ障害を乗り越え上手いこと軌道に乗りましたという話ではあります。でもかなり参考になりました。しかしよく人が集まるもんだなと。

  • 私の娘が隠岐島前高校を志望しているのにあたり読んでみました。これまでの過疎地である島前高校の奮闘をつぶさに垣間見ることができたこの本は、地域の住民、支える教員たち、生徒などが一体となり、己の成長とともに、地域の成長という視点で熱を持って成長していく姿に非常に感銘を受けました!
    私の娘も是非この高校で人間として成長して欲しいという思いを募らせましたが、最終的に決断するのは本人なので、それを尊重したいという思いにかられる今日このこの頃です。

  • 自分の地域への自己肯定感、よく思う、多様性を認める,地域で新たな生業、創業する人、人を呼ぶ方が大事、来る者拒まず,去る者追わず
    自分の夢と地域との未来を重ね合わせ、街へのを恩を感じ、戻ってきてもらう。発問力と考える場をつくる
    俺が地域を良くするという上から目線は失敗する。地域の風習や文化をリスペクトし、つなぐ人になること多文化協働、田舎だからできることは?
    何を目指すのか?理想とは幸福度を高くする、地域の未来を担う人材、教育のありかた、何が定着を生むのか?高校魅力化プロジェクト、村を育てる学力をつくる
    自立、覚悟、挑戦、未来、本気か、人の自給自足、地域で新たな生業、創業する人、人を呼ぶ方が大事、来るものを拒まない、東京に行きたいのは当たり前

  • 実践記録なので参考になります。

  • 海士町の本。現場の奔走が書かれていて地方を動かす熱意と情熱を感じられると共にリアルを実感

  • 立ち読み。内容がわりとかっちりとしているので余裕のあるときに。

  • 島根県の沖に位置する隠岐の島は、古代から日本と大陸を繋ぐ重要な立ち寄り地点として、また、近世では流刑地としても重要な日本の島としての役割を果たしてきた。

    その、隠岐の島には、島の人々の力で勝ち取った島の高校があった。
    月末島根県立島前高校。
    高校進学を機に、島から若い人材が流出してしまうことを防ぐ砦だった。
    しかし、人口減少の影響を受け、島前高校の生徒数は減少。頼みの綱の高校廃止、そして緩やかな島の滅亡が現実のものとして迫った時、町長を中心とする島の有志が立ち上がる。そして、島外の専門家の力を取り入れ、高校の再生を起爆剤として、島の再生を目指すプロジェクトが立ち上がった。
    本書は、現在もまだ続いているその再生プロジェクトの報告書。
    再生プロジェクトの中心だった高校生は、いま、大学生となって将来の島の姿を考えている。
    この戦いの記録、そして、この希望の記録は、同じように、力をだんだん失ってきている地域の再生のヒントになるかもしれない。

  • 島根県隠岐島前。他所から来た人の力は、岡山県上山の本でも取り上げられている。どちらも他所から来た人が大事なことは、地道に地元の人達の信頼を積み上げていくことなんだろう。

  • 感動した。隠岐の島の島前高校は最近は「島留学」ということで島外からの入学生が多いことで話題だが、そこに至る努力、人と人のつながりが、熱いね。

  •  隠岐島前の高校改革を通した地方再生の取り組みのドキュメント。

     よくできた小説を読んでいるようなドキドキ感でページをめくる手が止まらなかった。

     地方に住む人には特に、一読を勧めたい。

     離島という特殊な事情のため、教育改革からの着手になったが、一般的な地方再生の基本的な方法論として十分使えるのではなかろうか。

     柔軟な発想、めげない精神を持つ、中心に動く少なくとも3人の人材。人脈の活用。比重はそれぞれでも教育分野への関与は必須…。

    「過疎地の現実は厳しく、今後も勝算があるわけではない。今の人間が今の取り組みをずっと続けられるわけでもない」と、運動の中心人物の一人、岩本は着実に成果を上げながらも冷静に分析するが、「大人が変われば、子どもが変わる。子どもが変われば、未来が変わる」と未来を子どもに託す。だからこその教育への関与なのだ。

     書中で触れられていた『スギナの島留学日記』(岩波ジュニア新書)も読んでみよう。

     それにしても教員の腰の重さには何度もがっかりした。

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