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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784000248815
みんなの感想まとめ
戦争の実態を深く掘り下げたこの作品は、アジア・太平洋戦争時の日本人捕虜の尋問録音記録を基に、連合軍の戦略的な「利用」を明らかにします。捕虜となった日本兵が直面した無防備な状況や、教育されていなかった振...
感想・レビュー・書評
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アジア・太平洋戦争時に連合軍が行った日本人捕虜の尋問録音記録を発掘・復元し、連合軍による捕虜「利用」の一端を明らかにしたノンフィクション。日本軍は周知のように捕虜になることを禁止し、少なくとも建前上将兵が捕虜になることを想定していなかったため、捕虜となった場合の振る舞いのあり方を教育されておらず、実際に捕虜になるとまさに一切の寄る辺なき状況で「個」として硬軟織り交ぜた尋問に対峙させられたことがよくわかる。特に戦争犯罪の証言は重い。文献資料とは異なり、音声資料は取扱いが難しく、復元作業にはそれなりの労力と資金が必要で(ノイズを除去して聴ける状態にするのに相当苦心した様子が伺える)、NHKのような組織だからこそ取り組めたと言える。
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【2020年度「教職員から本学学生に推薦する図書」による紹介】
松本ますみ先生の推薦図書です。
<推薦理由>
薄れゆく記憶の中の戦争について考えてほしい
図書館の所蔵状況はこちらから確認できます!
https://mcatalog.lib.muroran-it.ac.jp/webopac/TW00358832 -
海軍経理学校で故中曽根康弘氏と同時期に学び、海軍主計大尉として南方で捕虜となった稲垣利一氏の足跡を追った本。夜中にやってたNスペの再放送に釘付けになり思わず購読。
生きて虜囚の辱めを受けず、の先の想像力の欠如(というか、考える必然性もなかった)が招いた捕虜から得られた機密情報が敗戦を早めた事実が、ひしひしと伝わってくる。 -
ひところ
ある少年が
「なぜ、人を殺しちゃいけないのですか?」
という問いを発して、
そこにいた大人が絶句してしまった
というような話が盛り上がったことがあった
ほんの10年ほど前のころだったと思う
この筆者の片山厚志さんが「あとがき」に
ー戦争の当事者たちが健在であった時代には、゛語らないこと゛が何を意味するのか、社会の共通理解もあったのだろう。しかし今、「語られなかった」ことが、すなわち「存在しなかった」ものへと変わりは始めているのではないか。
と懸念されておられることに、全く同意します。
今、「なぜ、人を殺しちゃ~」
の問いを発するムードはますます深くなっている気がする
広く読まれて欲しい一冊である -
遺族の方の言葉が一番印象に残る。「政府の方針に従うとか、空気を読むということではなくて、自分で考えて、自分が国のためになると思ったことをやることが愛国心だっていう、そういうことを言いたいんでしょうね。自分で考えろよ、と」。
しかし、番組への反応で、「反日の人物」と捉えて罵倒する声があったとは。そんなに底が浅い人間が居るとは。
この本が好きな人におすすめの本
NHKスペシャル取材班の作品
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