明末清初中国と東アジア近世

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (370ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000248945

作品紹介・あらすじ

社会の大きな揺らぎのなかで、新たな秩序への模索と葛藤が繰り広げられた一六—一八世紀。著者は明清史をフィールドに、東アジアの共時性としての「近世」を考察してきた。総説「東アジア・東南アジア伝統社会の形成」をはじめ、時代区分、皇帝権力、国家観、市場構造などの論点から、世界史へと開かれた課題を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 東2法経図・6F開架:222.05A/Ki58m//K

  •  著者自身の論文集。予想以上に専門的で自分には難解だったが、興味を持った点をいくつか。
     明初の「固い」秩序が、16世紀には新興勢力の台頭で崩れ始め、清朝では「柔らかい」タイプの社会。「柔らかさ」と「固さ」の振れ幅の中で中国の歴史は展開。
     中国の皇帝支配は「君主独裁」から「無為」まで大きな幅。
     アヘン戦争後が「近代」というのは通説化するも、「近世」はまだ定まらず。
     明清代にも「中国」との語はあったが、同時代の中国、歴史的な存在としての中国、清の君主から見て時には「なんじら」、時には「われわれ」、と多義的な意味を持った。

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著者プロフィール

監修:岸本美緒(きしもとみお)
お茶の水女子大学名誉教授。公益財団法人東洋文庫研究員。
1952年東京都生まれ。1975年東京大学文学部卒業。1979年同大学大学院人文科学研究科(東洋史学専門課程)博士課程中退。その後、東京大学やお茶の水女子大学において、研究および教育に従事。専門は中国史(明清社会経済史)。

「2022年 『ビジュアル大図鑑 中国の歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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