光吉夏弥 戦後絵本の源流

  • 岩波書店 (2021年10月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (170ページ) / ISBN・EAN: 9784000248952

作品紹介・あらすじ

石井桃子と共に、戦後絵本の嚆矢「岩波の子どもの本」を立ち上げたのは、いかなる人物だったか。海外の児童文学の翻訳や紹介だけでなく、舞踊評論や写真評論も行ったが、自らその生涯を語ることはなかった。戦前の仕事は? 戦後の活躍の背景には何があった? 元編集担当者が、遺された資料から謎多き人生に迫る、初の評伝。

感想・レビュー・書評

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  • 光吉夏弥と言うと月刊絵本の『絵本の世界・アメリカ生まれのアメリカ育ち』とかを思い出します。

    光吉夏弥 戦後絵本の源流 - 岩波書店
    https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b591586.html

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      澤田精一氏オンライントーク 『光吉夏弥 戦後絵本の源流』刊行記念 | 教文館ナルニア国
      https://www.kyobunkwan.co...
      澤田精一氏オンライントーク 『光吉夏弥 戦後絵本の源流』刊行記念 | 教文館ナルニア国
      https://www.kyobunkwan.co.jp/narnia/archives/info/8a3970b0
      2021/10/16
  • ほとんど語られてこず、謎の多かった光吉夏弥の初の評伝。
    資料に丹念に当たり、戦前から戦後に至る足跡を追った労作。巻末の年表を見るだけでもおもしろい。けっこうジョブホッピングしてるんだけど、戦前はわりとふつうだったんじゃないかと。あと、国際観光局で機関誌編集の仕事をしながら、ダンスの評論などにガッツリ取り組んでいる。どっちが主体だったんだろう。
    というか、「嘱託」の形で組織に身を置きながらも、実質フリーランスのような働き方をしていたのか。

    父の元次郎というひとが海外駐在が長く、欧米の文化に通じていた影響で、夏弥氏も戦前から世界各国の絵本を収集していたとのこと。それが戦後、岩波の子どもの本創刊へつながっていく。ものすごいスピードで、しかも石井桃子と分け合って翻訳も半分ぐらいこなしていたというのだから驚く。

    ダンスにも子どもの本にもすごい熱量を注いだ人だったと思うのだけど、自分語りはまったくしない人だったらしく、けっきょく実像は謎のまま残されたというのがまたおもしろいのだった。

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著者プロフィール

1948 年、千葉県生まれ。山梨大学卒。福音館書店で児童文学専門誌「子どもの館」、月刊絵本「こどものとも」「こどものとも年中向き」「こどものとも年少版」「かがくのとも」を担当。アーティストの大竹伸朗を絵本作家として起用し、『ジャリおじさん』(小学館絵画賞受賞)を生み出したほか、宇野亜喜良、五味太郎、井上洋介、スズキコージ、伊藤比呂美、佐野洋子などの名作絵本を世に送り出す。白百合女子大学、日本女子大学で非常勤講師を務める。詩集に『異貌の地』(花神社)、『忘却による転倒』(作品社)がある。

「2014年 『ひそませること/あばきたてること』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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