視覚心理学が明かす 名画の秘密

  • 岩波書店 (2018年7月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (184ページ) / ISBN・EAN: 9784000249560

みんなの感想まとめ

視覚と美術作品の関係を深く探求する本書は、名画の解説を通じて私たちの脳がどのように視覚情報を処理するかを明らかにします。特に、実際の風景がミニチュアのように見える不思議さや、視覚の錯覚に関する解説が印...

感想・レビュー・書評

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  • 以前、本城直季の写真展に行き、説明を読んで驚いた。ミニチュアの都市の写真としか見えないのに、実際の風景を撮ったものだったからだ。ミニチュア(たとえばジオラマ)を撮って、実物のように見せることはあるが、その逆だ。実際の人間もミニチュアのように見えるから、なんとも不思議。さて、ここからが専門家の出番。脳は、どこでどうやって実物とミニチュアの区別をつけているのか? 
    本書は22の章と12のコラムからなる。書名通りに、視覚と美術作品についての専門的解説として読むこともできるが、少し肩の力を抜いて読むことも可能(私はそう読んだ)。月を指さして子どもと喜ぶ自分を描いた仙厓の「指月布袋」などについてのエッセイがそうだ。
    「ドン・キホーテの画家」と呼ばれた安田謙についてのエッセイもある。イタリアで開催の個展で、作品の一部が到着せず、急遽現地のホテルでスクラッチ画を制作したという。臨場感あふれるエッセイ。それもそのはず、安田謙は著者のお父上。

  • ふむ

  • 文書がながく、めりはりがなく、さらに絵が小さくてわかりにくい。岩波の編集、構成の失敗か?

  • 名画解説の新たな切り口としても面白かったが,どちらかというと名画を参考資料として目と脳の働き,心理状況の推移といった学問的なところが興味深かった.図もたくさん示されていてわかりやすかった.

  • 色々な切り口で楽しむ訳ですが、今回は視覚心理学!

    岩波書店
    フェルメールは穏やかな日常を描くのに左上からの光を,レンブラントは非日常を描くのに右上からの光を選んだ? 名画はなぜ人の心を惹きつけるのか.ほかにモネやクレー,琳派や若冲,北斎,草間彌生の作品や,本城直季の写真など70点余りを俎上に載せ,秘密のヴェールを実験も交えて次つぎとはがしていく.〔オールカラー〕
    https://www.iwanami.co.jp/book/b371340.html

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著者プロフィール

三浦 佳世(ミウラ カヨ)
九州大学大学院人間環境学研究院教授(学術博士)
主 著 共視論―母子像の心理学(講談社選書メチエ) (分担執筆) 講談社 2005年
    感性の科学―心理と技術の融合 (分担執筆) 朝倉書店 2006年
    知覚と感性の心理学(心理学入門シリーズ1) 岩波書店 2007年
    知覚と感性(現代の認知心理学1) (編著) 北大路書房 2010年
    新・知性と感性の心理―認知心理学最前線 (分担執筆)福村出版 2014年

「2016年 『感性認知 アイステーシスの心理学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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