もの忘れと記憶の記号論

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000253109

作品紹介・あらすじ

人が生まれ、言語や文化を身につけ社会的存在になり、やがて年をとり自然的存在に回帰していく過程、すなわち人間の一生について、記号論の考え方から考察すると、その姿はどのように描けるだろうか。これまで医学、実験心理学、情報処理理論を中心に研究されてきた「もの忘れと記憶」の仕組みに、パースをはじめとする「解釈の記号論」の視角から新たな光をあてる。

感想・レビュー・書評

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  • 有馬道子『もの忘れと記憶の記号論』岩波書店、読了。記号論を専門とする著者は物忘れや記憶を記号現象として捉える。ある記憶は他の記憶と結びつき、経験や感情とも繋がり全体として認知構造を形成する。加齢による物忘れは些末な細部の枝払い。従来の観点とは異なり、気づきと新しい知見に驚く一冊。

  • 和図書 141.3/A72
    資料ID 2012103538

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プロフィール

1941年,大阪生まれ。大阪市立大学文学部,大阪市立大学大学院文学研究科修士課程修了。武庫川女子大学・短期大学,(神戸)親和女子大学,(京都)光華女子大学を経て,2014年京都女子大学を退職。研究領域は英語学・一般言語学・記号論。現在(2015年),日本記号学会および日本エドワード・サピア協会 理事。著書: 『記号の呪縛――テクストの解釈と分裂病』(勁草書房,1986),『心のかたち・文化のかたち』(勁草書房,1990),『ことばと生命』(勁草書房,1995),『もの忘れと記憶の記号論』(岩波書店,2012),『改訂版 パースの思想――記号論と認知言語学』(岩波書店,2014)など。共編著: 『現代言語学の潮流』(山梨正明と共編)(勁草書房, 2003)など。訳書: B. L. ウォーフ『[完訳]言語・思考・実在――ベンジャミン・リー・ウォーフ論文選集』(南雲堂,1978),J. M. ペン『言語の相対性について』(大修館書店,1980),E. H. レネバーグ編『言語と人間科学』(南雲堂,1985),J. ブレント『パースの生涯』(新書館,2004),I. ムラデノフ『パースから読む

「2015年 『日英語と文化の記号論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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