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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784000253130
みんなの感想まとめ
異国の地、モロッコの口承物語が織り成すファンタジックで時に物騒な世界が描かれています。著者は現地の言葉で語られた物語を翻訳し、独特の乾いた感触を持つ作品に仕上げています。物語は展開が早く、時には即興の...
感想・レビュー・書評
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思いついたストーリーを筆記せずに
ひたすら語る(聞き手が書き取る or 録音しておく)と、
こんな――ある意味デタラメな――展開になるのか。
それでいて一応オチがついている感じ(?)が
摩訶不思議な掌短編集。
モロッコのタンジールに移住した作家ポール・ボウルズが
親しくなった地元の青年たちに語り下ろさせた小品群。
収録作は、
アフマド・ヤアクービー
「魚が魚を食べる夢を見た男」
「ゲーム」
「昨夜思いついたこと」
アブドゥッサラーム・ブライシュ
「三つのヒカーヤ:臆病、愚鈍、貪欲」
「トラック運転手ウマル」
ラルビー・ライヤーシー
「異父兄弟」
ムハンマド・ムラーベト
「竪琴」
「ル・フェッラーフ」
「狩猟家サイヤード」
「黒い鳥」
「蟻」
「衣装箱」
しかし、訳者・越川芳明のあとがき&四方田犬彦の解説
による裏話の方が面白かった(!)
後でブログにもう少し細かいことを綴る予定。
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あまりなじみのないモロッコの、口承の物語。ファンタジックなものが多いが、物騒な展開であっても妙に乾いた感じがするせいか、読み手の同情を拒んでいるようにさえ思える。教訓を読み取ろうとするとかえって土台の違いが浮き彫りになるようで、それがまた楽しかった。
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