ユーロ消滅?――ドイツ化するヨーロッパへの警告

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制作 : 島村 賢一 
  • 岩波書店 (2013年2月27日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000254182

作品紹介

ユーロ崩壊の危機に対して、経済大国ドイツはいかに行動すべきか。債務国の予算決定に介入して主権を奪い、ユーロ圏から切り離すことでEUや欧州の分断へと踏み出しかねないドイツ主導の権力地図に警鐘を鳴らし、危機を克服しながら欧州の連帯と統合を強化する方策を提起する。欧州共通の金融取引税、救済基金、社会保障等を政策論だけではなく、市民の視点からも構想したシナリオ。

ユーロ消滅?――ドイツ化するヨーロッパへの警告の感想・レビュー・書評

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  • さらっと流し読み。
    経済学ではなく社会学の視点で書かれている
    EUもグローバル化することで利権が集約
    ギリシャ人は通院すらできない。スペインの若者は
    約半分が失業という状況になっている。
    フランスも力を失いつつあり、イタリアは相変わらず。
    唯一の成功はドイツ。だが、ドイツの成功である新たな
    雇用の半分が「派遣労働者」「月400ユーロの低所得
    労働者」「有期雇用労働者」だ

    これ以外にこの本で書かれているポイントは
    ・EU内の利権がドイツに集中している
    ・それはドイツが意図したというわけではない
    ・メルケル批判
    といった点だろう
     
    メルケル批判とは
    ・マキャヴェリになぞってメルキャッベリ
     それはドイツ国内に愛情、欧州諸外国へ恐怖を
    ・EUは一つの国ではない。主権はどこにもない
     (と、少なくとも見える)
    ・一国の民主主義が一国の民主主義を牛耳る
    ・倹約せよ、倹約せよ、倹約せよ、倹約せよ、倹約せよ
     ただ、それですくわれた国はドイツ以外にない
     (自分の成功事例を他国へおしつける)

    こう書くとドイツについて書かれているように思えるが
    実際には、そういった中身ではないので、読む際には
    事前にチェックしたほうが良いと思います

  • 他者による民主主義の資格の剥奪と欧州の新たな権力構造の解説
    各国のイデオロギーと実情が錯綜し、後続陣は抜けるに抜けられない状況。優等生ドイツに頼る欧州連合の姿が描かれている。武器を使わない、経済による新たな国家再編の呈をなす。

  • ドイツの緊縮政策の失敗の本質は欧州の公共の福祉を単独で1か国的に規定しているばかりか、国家の利害を欧州のほかの様々な民主主義に優先させて規定しるところである。

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