幽霊塔

著者 :
制作 : 宮崎 駿 
  • 岩波書店
3.80
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本棚登録 : 531
レビュー : 50
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000254199

作品紹介・あらすじ

時は、大正のはじめ。26歳のまっすぐで血気盛んな青年北川光雄は、絶世の美女、野末秋子に出会った。場所は、九州・長崎県の片田舎にある幽霊塔と呼ばれる時計塔。惨殺された老婆が幽霊となって徘徊すると噂されるところだった。秋子は、そんな場所で何をしようとしていたのか。秘密を抱えた秋子に、光雄は惹かれていき…。夥しい数のクモを飼う男、「救い主」と呼ばれる不思議な医学博士、猿をつれた太った女-怪しい人物たちが二人の周囲で暗躍する。そして時計塔の秘密とは?江戸川乱歩の名作が、宮崎駿のカラー口絵とともに蘇る!波乱万丈、怪奇ロマン。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!読んでる間は、モヤモヤしながら先へ先へと逸る気持ちで読んでいたけど、読後はスッキリ。
    時代や、幽霊塔というおどろおどろしい建物が舞台だし、作り出された設定やら背景やら、何か起こる感満載。
    登場人物も怪しい人だらけ。

    表紙や口絵が宮崎駿さんで手に取りやすかったし、江戸川乱歩はやっぱり面白い。

  • 宮崎駿の思い入れのこもった絵と言葉がついています。この話がなければ、「カリオストロの城」は生まれなかったんですよね。
    読み終わって、あれ、この話、読んだことがある!と思ったら、少年探偵団のシリーズで読んでたんですね。「時計塔の秘密」は記憶に残る作品でした。

  • 乱歩作品の「お約束」がこれでもか! と詰め込まれている作品だった。
    主人公が、上流階級の男なせいか、所々「女性蔑視」「品行階級蔑視」が透けて見えて、なんともいえない昔らしさを感じた。

  • すみずみまでみっちり描いた設定画や絵コンテに、にやにや。映画作る予定もないのに、絵コンテまで描いてしまうんだもの。映画をつくってほしい!と思わずにはいられないでしょう。本文は後でじっくり読もうと思います。やっぱり宮崎駿はすごいなぁ。

  • 宮?駿のカラー口絵のみ。カリオストロの城のプロトタイプがここに・・・。

  • 宮崎駿さんの絵が美しくて手にしたが夢中で読んでしまった

  • 巻頭に宮崎駿の口絵があって、この本に惹かれたことや、江戸川乱歩が黒岩涙香訳の外国の小説、幽霊塔を書きなおしたことが書いてあった。しかも黒岩涙香も元の小説を日本人向けにアレンジしているとのこと。読んでみたら、内容は暗い感じなのだが、暗い重いジメッとした感じはなくサラッと読めた。私が、物語に入り込めなかっただけかもしれない。でも面白さは伝わった。そして栄子がすごく苦手だった。

  • 『ジブリの大博覧会』に行った時にみつけた本。
    江戸川乱歩は、小学生の時に少年探偵シリーズにハマり読んでいたので
    「わあ懐かしい!!」となりました。
    少年探偵シリーズでは『時計塔の秘密』という題名だったようなのですが、全然違和感なかったなあ(笑)
    でも『時計塔の秘密』は少年向けにリライトされたものだったらしく、
    今回読んで、「こんなに長かったっけ?!」となりました。
    読めてよかったです!!
    そして、基話は外国の方が書かれたものだと、はじめて知りました!!(驚)・・・何せ小学生の時に読んだので・・・(笑)
    『灰色の女』、黒岩涙香の本もぜひ読んでみたい!!
    あと、やはり、宮崎駿監督の妄想本(構想本)は面白いっ!!

    【覚書】
    時計塔や迷路などを描き下ろされた解説漫画が、カラー口絵として16ページに渡り掲載。
    作中の時計塔を自身の“妄想”として図解。現実的な解釈では時計塔と建物は一体化しているが、監督の考えとしては別棟となっている。
    宮崎監督は60年前、およそ14歳頃に乱歩本に出会い「子供の時に乱歩本で種をまかれた。妄想はふくらんで画工になってからカリオストロの城をつくったんだ」と語っている。
    アリス・マリエル・ウィリアムソン(Mrs.Alice Muriel Williamson)の小説『灰色の女』を基にした黒岩涙香の翻案長編小説。
    黒岩涙香の翻案小説『幽霊塔』を江戸川乱歩がリライトした長編小説。

  • 2017.12.25 図書館

  • 現在の感覚で読むと、トリックよりも世界観に引き込まれる。一度くらい、そんな世界に身を置いてみたい。

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著者プロフィール

1894‐1965。明治27年10月21日三重県に生まれる。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任。昭和40年7月28日死去

「2018年 『人間豹』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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