幽霊塔

著者 :
制作 : 宮崎 駿 
  • 岩波書店
3.79
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本棚登録 : 591
レビュー : 55
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000254199

作品紹介・あらすじ

時は、大正のはじめ。26歳のまっすぐで血気盛んな青年北川光雄は、絶世の美女、野末秋子に出会った。場所は、九州・長崎県の片田舎にある幽霊塔と呼ばれる時計塔。惨殺された老婆が幽霊となって徘徊すると噂されるところだった。秋子は、そんな場所で何をしようとしていたのか。秘密を抱えた秋子に、光雄は惹かれていき…。夥しい数のクモを飼う男、「救い主」と呼ばれる不思議な医学博士、猿をつれた太った女-怪しい人物たちが二人の周囲で暗躍する。そして時計塔の秘密とは?江戸川乱歩の名作が、宮崎駿のカラー口絵とともに蘇る!波乱万丈、怪奇ロマン。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!読んでる間は、モヤモヤしながら先へ先へと逸る気持ちで読んでいたけど、読後はスッキリ。
    時代や、幽霊塔というおどろおどろしい建物が舞台だし、作り出された設定やら背景やら、何か起こる感満載。
    登場人物も怪しい人だらけ。

    表紙や口絵が宮崎駿さんで手に取りやすかったし、江戸川乱歩はやっぱり面白い。

  • 宮崎駿の思い入れのこもった絵と言葉がついています。この話がなければ、「カリオストロの城」は生まれなかったんですよね。
    読み終わって、あれ、この話、読んだことがある!と思ったら、少年探偵団のシリーズで読んでたんですね。「時計塔の秘密」は記憶に残る作品でした。

  • 乱歩作品の「お約束」がこれでもか! と詰め込まれている作品だった。
    主人公が、上流階級の男なせいか、所々「女性蔑視」「品行階級蔑視」が透けて見えて、なんともいえない昔らしさを感じた。

  • すみずみまでみっちり描いた設定画や絵コンテに、にやにや。映画作る予定もないのに、絵コンテまで描いてしまうんだもの。映画をつくってほしい!と思わずにはいられないでしょう。本文は後でじっくり読もうと思います。やっぱり宮崎駿はすごいなぁ。

  • おもしろかったー!
    スリルとレトロとオシャレ
    全然怖くなかった。
    ジブリの次の脚本としか思えない・・・
    やはり宮崎駿の口絵の力がすごい

  • ★★★★☆ こういうの「ジュブナイル」って言うの? きっちりした謎の論理的な解明よりは雰囲気を楽しむものなのかもしれない。自分の知らなかった昔の時代を垣間見れる。豚肥え夫人という表現とかどういうメンタリティだったの、当時? 長崎-東京間が汽車で20時間とは! いろんな場面で相手と口約束しちゃって大丈夫?って思うけれど、信じるしかない時代だったのか? 愛していても罪を犯した人間とは結婚できないって、殺人の嫌疑とか牢破りとか、今よりも罪が重く感じられていたのか? 家名に傷を付けてはならない、みたいなことなのかな。探偵(実際は警察官)をボコボコにしたら、この時点で 捕まるほどの犯罪なんじゃないの? 北川が短剣で刺された謎がよく分からなかったな、方法や理由など。「もし結婚するとしたらわたしと~」は峰守ひろかず『こぐちさんと~2』とリンク。

  • いまは一冊でも本が欲しいホラー……。
    というわけでこれを思い出しました。
    宮崎駿のイラストなんで、いけるでしょう。
    小中高、買い!!

    2018/12/17 更新

  • 宮崎監督がお元気そうだと確認できる一冊。

  • 宮崎駿さんの絵が美しくて手にしたが夢中で読んでしまった

  • 巻頭に宮崎駿の口絵があって、この本に惹かれたことや、江戸川乱歩が黒岩涙香訳の外国の小説、幽霊塔を書きなおしたことが書いてあった。しかも黒岩涙香も元の小説を日本人向けにアレンジしているとのこと。読んでみたら、内容は暗い感じなのだが、暗い重いジメッとした感じはなくサラッと読めた。私が、物語に入り込めなかっただけかもしれない。でも面白さは伝わった。そして栄子がすごく苦手だった。

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著者プロフィール

江戸川乱歩(えどがわ らんぽ)
1894年10月21日 - 1965年7月28日
日本を代表する小説家・推理作家。三重県生まれ。ペンネームの江戸川乱歩は、小説家エドガー・アラン・ポーに由来。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任した。代表作に『D坂の殺人事件』、『陰獣』、『孤島の鬼』、『怪人二十面相』、『幻影城』、『探偵小説四十年』など。少年探偵団シリーズは絶大な人気を博した。

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