幽霊塔

著者 :
制作 : 宮崎 駿 
  • 岩波書店
3.79
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本棚登録 : 591
レビュー : 55
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000254199

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった!読んでる間は、モヤモヤしながら先へ先へと逸る気持ちで読んでいたけど、読後はスッキリ。
    時代や、幽霊塔というおどろおどろしい建物が舞台だし、作り出された設定やら背景やら、何か起こる感満載。
    登場人物も怪しい人だらけ。

    表紙や口絵が宮崎駿さんで手に取りやすかったし、江戸川乱歩はやっぱり面白い。

  • おもしろかったー!
    スリルとレトロとオシャレ
    全然怖くなかった。
    ジブリの次の脚本としか思えない・・・
    やはり宮崎駿の口絵の力がすごい

  • 『ジブリの大博覧会』に行った時にみつけた本。
    江戸川乱歩は、小学生の時に少年探偵シリーズにハマり読んでいたので
    「わあ懐かしい!!」となりました。
    少年探偵シリーズでは『時計塔の秘密』という題名だったようなのですが、全然違和感なかったなあ(笑)
    でも『時計塔の秘密』は少年向けにリライトされたものだったらしく、
    今回読んで、「こんなに長かったっけ?!」となりました。
    読めてよかったです!!
    そして、基話は外国の方が書かれたものだと、はじめて知りました!!(驚)・・・何せ小学生の時に読んだので・・・(笑)
    『灰色の女』、黒岩涙香の本もぜひ読んでみたい!!
    あと、やはり、宮崎駿監督の妄想本(構想本)は面白いっ!!

    【覚書】
    時計塔や迷路などを描き下ろされた解説漫画が、カラー口絵として16ページに渡り掲載。
    作中の時計塔を自身の“妄想”として図解。現実的な解釈では時計塔と建物は一体化しているが、監督の考えとしては別棟となっている。
    宮崎監督は60年前、およそ14歳頃に乱歩本に出会い「子供の時に乱歩本で種をまかれた。妄想はふくらんで画工になってからカリオストロの城をつくったんだ」と語っている。
    アリス・マリエル・ウィリアムソン(Mrs.Alice Muriel Williamson)の小説『灰色の女』を基にした黒岩涙香の翻案長編小説。
    黒岩涙香の翻案小説『幽霊塔』を江戸川乱歩がリライトした長編小説。

  • 宮崎駿さんのカラー口絵につられて、およそ数十年ぶりに読み返しました。あの当時の自分では理解できなかった事柄が理解できたことにより、より面白みが増したような気がしました。宮崎さんのページだけでも読む価値ありですよ!

  • 黒岩涙香版を読んで、面白くてずっと忘れられない小説です。江戸川乱歩版は初めて読みましたが、当時の懐かしさとワクワク感は変わりませんでした。某紙の宮崎氏のインタビューで、『カリオストロ~』のヒントにした小説のうちの一つ《もう1つは、ルブラン『緑の目の令嬢』(原題「La Demoiselle aux yeux vert」》と語る。どちらも好きだった小説)と知っていましたが、こちらも映画にして欲しかったかも。

  • 江戸川乱歩面白いなぁ!これぞ、エンターテイメント!
    秋子がひたすら魅力的。宮崎駿の表紙イラストいい!
    おいおい、って突っ込みたくなるところも多々あるけどとにかく読み始めたらハマります。

  • 宮崎駿の装丁画と人気作『カリオストロの城』のモデルになったことで話題になっていた本書。
    江戸川乱歩は小学3〜4年のときに図書室で少年探偵団シリーズをほぼ読破するほどハマりましたので、久しぶりに読んでみようと買ってみました。(つまり、耽美派としての江戸川乱歩作品は読んだことがない。)
    開けてびっくり。実は宮崎駿が描いているのは表紙だけではないんです!口絵の漫画や映画用の絵コンテが数ページあって、それがもの凄く楽しい〜。宮崎駿のオタクっぷりがキュート。。><。。 駿少年のうきうきしてる気持ちがあふれていて、1時間くらいながめられます。

    江戸時代の金持ちに作られた仕掛け時計台のある西洋屋敷を舞台に、そこで繰り広げられた過去の殺人事件、隠された財宝、幽霊が出るといううわさ、いわくありげな美女などTHE NOVEL!な要素がてんこもり。
    話はけっこう都合良く流れるし、悪役もそこまで悪人ではないので、昔の作品だな〜という感じはあります。でも、ページをめくる手を止めさせないのは、さすが通俗文化の王道(by駿)! 楽しくあっという間に読めました。それもそのはず。小学生だった乱歩少年(種本の黒岩涙香版『幽霊塔』)や駿少年を虜にした作品ですものね。

    思ったのは、小説を映像化や漫画化してほしいものって、自分の想像力を超えたものではないかと。複雑な構造のものが出て来る作品って、読書が好きでも頭がこんがらがる人も多いのでは……。幽霊塔の内部構造とかわたしの稚拙な想像力では想像が中途半端になってしまって、こんなに上手に絵にできるなんて本当に天才だな〜駿くん、と小学校の同級生みたいに思ったのでした。

著者プロフィール

江戸川乱歩(えどがわ らんぽ)
1894年10月21日 - 1965年7月28日
日本を代表する小説家・推理作家。三重県生まれ。ペンネームの江戸川乱歩は、小説家エドガー・アラン・ポーに由来。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任した。代表作に『D坂の殺人事件』、『陰獣』、『孤島の鬼』、『怪人二十面相』、『幻影城』、『探偵小説四十年』など。少年探偵団シリーズは絶大な人気を博した。

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