幼児期と歴史―経験の破壊と歴史の起源

制作 : Giorgio Agamben  上村 忠男 
  • 岩波書店 (2007年1月26日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000254571

作品紹介

言語と歴史の理論の革命的な転換を目指し、来たるべき思想の課題に鮮明な輪郭を与えてきた思想家の出発を告げる書。

幼児期と歴史―経験の破壊と歴史の起源の感想・レビュー・書評

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  • 自分たちのことを「異端派」と称していたクラブの会員たちを前にしておこなった、ただ一度限りの公の講演で、ウィトゲンシュタインは彼なりに〈言語活動の経験〉を再提案してみせている。
    「さて、世界の存在にたいして驚く経験を描写するのに、世界を奇跡として見る経験というように言うことにしましょう。いまわたしが言おうとこころみたのは、世界の存在の奇跡にたいする言語における正しい表現は、言語のなかにはなんらの命題もないにもかかわらず、言語活動そのものの存在である、ということだったのです」。
    このウィトゲンシュタインの実験を続行してみよう。そして、こう質問してみよう。
    「もし世界の存在の驚異にたいする最も適切な表現が言語活動の存在であるのならば、それでは言語活動の存在にたいする正しい表現はなんであるのか」と。
    この質問にたいする唯一の可能な答えは、エートス、すなわち倫理的な生であるかぎりでの、人間の生というものである。この空虚で前提をもちえない共同体の高みにあるようなポリスとオイキアを探し求めること――これが到来する人類のインファンティア的任務である。

  • インファンティア—「純粋の, いわばなおも物言わぬ経験」という至高性。自我を知覚する者にとってそれを再び経験することは可能か? 可能だろう。対象の自我を揺さぶりかけて, 異者を自ずから目覚めさせること<._>によって。どのように? それは藝術家<._>の仕事だ。

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