吉田茂と岸信介――自民党・保守二大潮流の系譜

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000254694

作品紹介・あらすじ

敗戦国日本、"豊かさ"か"自立"か?二人の首相、信念と選択のせめぎ合い。その結果誕生し、うねりとなっていった保守の二大潮流。吉田と岸の攻防、それは政策の選択であると同時に、人間感情のせめぎ合いによって生まれたものだった。こうした人間の実像を解明せずして、政治の本質は見抜けない。巻末に田原総一朗・御厨貴両氏の対談を収録。

感想・レビュー・書評

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  •  吉田茂と岸信介の二人の政治家から戦後政治を読み解く。

     自立軽視経済優先の吉田茂と自立最優先の岸信介。二人のこの思想的な対立は戦中にそれなりのポストにいた岸と終戦直後の日本づくりで表舞台に上がった吉田の境遇の違いが生んだ対立でもある。
     この対立軸で見ると戦後政治がすごくすっきりと入ってくる。岸信介の安保は対米従属ではなくどちらかといえば対米自立的な考えの対米対等を目指すというスタンスだったのだ。
     さらにこの対立軸から現在の安倍晋三政権までがつながっている。安倍晋三の思想が分かる一冊でもある。

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