惑星の思考 “9・11”以後を生きる

  • 岩波書店 (2007年9月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784000257626

作品紹介・あらすじ

9・11事件からイラク戦争へと続く状況に深く衝撃を受けた作家は、言葉の力をみつめ、その可能性を追求することで世界と向き合う。ホームページ上の日記「海亀通信」を断章形式の思索として全面的に改稿、アジアの根源的な思想を探るインド・バングラデッシュ紀行を書き下し、21世紀の新しい世界像を問う。

感想・レビュー・書評

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  • 9.11を経験するまでの人類と、経験した後の人類は、気づかないほどであるかもしれないが確実に変わった。
    身近にテロが起こりうること、自分がその犠牲になりうることを、実例で思い知らされた。

    淡々と、世界と身の回りとに向ける眼差しは、熱くならず冷たくもなく。
    ひとりつぶやくように書き留められている。

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著者プロフィール

1944年ハルピン生まれ。鹿児島県立甲南高校校卒業後、アメリカへ渡る。ニューヨークで通算13年暮らし、世界60数カ国を歩いた。
早稲田大学客員教授、大阪芸術大学教授などを歴任。
著書『南風』(文藝賞)、『金色の象』(野間文芸新人賞)、『焼身』(読売文学賞 芸術選奨文部科学大臣賞)、『魔王の愛』(伊藤整文学賞)。ほかに『グリニッジの光りを離れて』、『ぼくは始祖鳥になりたい』『金色の虎』、『永遠の道は曲りくねる』など多数。

「2019年 『南風』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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