問いかけとしての戦後日本と日米同盟 (脳力のレッスン III)

  • 岩波書店 (2010年10月28日発売)
3.80
  • (1)
  • (6)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 39
感想 : 6
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (302ページ) / ISBN・EAN: 9784000257923

みんなの感想まとめ

戦後日本と日米同盟の関係を深く掘り下げた本書は、現代の政治や経済における複雑な問題を多角的に考察しています。著者は、金融とITの融合がもたらす影響や、アジアにおけるアメリカの政策の本質についても触れ、...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 丸善 本店

    丸の内本店〜『問いかけとしての戦後日本と日米同盟』(岩波書店)刊行記念〜寺島実郎先生 講演&サイン会
    ?この記事の全体を表示する?

    丸の内本店 3F日経セミナールーム
    2010年12月2日(木)

  • 理工系の知で武装された金融付加価値の創出、象徴的にいえばITとFTの結婚。ネットワークITが進行しなければ成立しない金融ビジネスモデルが急速に拡大した。

    バンドン会議は日本にとって日中国交回復への機転となった。

    中国は外からの危機に対しては強いけれど、内からの危機、政治不安が起こると大変な混迷に至るという歴史的背景を持っている。アメリカのアジア政策の本質は分割統治。
    アメリカを排除する形で東アジアの連携を図ろうとしても、かつてマハティール構想に激しく反発したように、ネガティブなエネルギーにさらされる。

  •  現在の「政治・経済」を扱っている書はあまたあるが、やはり本書は読み応えがある。
     「経済」における「直面する危機」や「政治」における「日米同盟」についての多くの考察は、著者が「脳力のレッスン」というだけに、どう考えたらよいのかという多くの指針を含んだものとなっている。
     もちろんすべて全面的に賛同できる内容ばかりではないが、一般にマスコミで流される表層的な情報にとどまらず、確かに一段と深い考察であると思う。
     著者の「立ち位置」は、かつては「右」と思われていた位置であるだろうが、世の中全体の価値観が右に移動した結果、今では「中道左派」になるのではないだろうか。
     著者の主張は「大中華圏(グレーターチャイナ)」とあるように、一見「親中」にも見られるから、現在ではやや影響力も落としているかもしれないが、本書の日本の過去をも含んだ考察満載の「時評エッセイ」は、読者を多くの深い思考に誘ってくれるという意味でも高く評価したい。

  • 金融工学:本来、カネなど貸してはいけない奴に、どうやって金をかすかという技術だ 米国への敬意や支持が今ほど弱まっている状況は記憶にない 渋沢栄一は経営の本質は責任にほかならないということを見抜いていた 日本人が失っていることは自分の身辺的利害を超えて、国や社会の在り方のために立ち向かう気力である 冷戦終焉の産物がIT革命 加藤周一 頭の回転をよくする読書術

  • 雑誌『世界』の連載よりオンラインジャーナルを聴いていたので概要は理解していた。改めて活字で確認している。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1947年生まれ。早稲田大学大学院政治学研究課程修了後、三井物産入社。調査部、業務部を経て、ブルッキングス研究所に出向。その後三井物産ワシントン事務所所長、三井物産常務執行役員等を歴任。現在は日本総合研究所会長、多摩大学学長。著書に『人間と宗教』『日本再生の基軸』(岩波書店)、『ユニオンジャックの矢~大英帝国のネットワーク戦略』『大中華圏~ネットワーク型世界観から中国の本質に迫る』(NHK出版)、『若き日本の肖像』『20世紀と格闘した先人たち』(新潮社)他多数。

「2022年 『ダビデの星を見つめて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

寺島実郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×