「解説」する文学

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著者 : 関川夏央
  • 岩波書店 (2011年11月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000258241

作品紹介

作家の実人生とその時代精神とが交錯、反響し、ひとつになる場所で、文学は生まれる-そのようなものとして読み解くとき、作家も作品もこれまでとは違った相貌を現わしはじめ、その読み解き自身もまた、歴史と現在とを切り結ぶひとつの文学となる。四半世紀を越える時のなかで、著者が執筆した百冊以上の文庫解説のなかから、二十四編を精選して贈る「文学」への誘い。

「解説」する文学の感想・レビュー・書評

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  • 本来作品の位置づけを為すべきはずの解説が駄文化・感想文化することを憂い、本道を目指して書いてきたという解説の数々。
    これは解説の域を超えるのではと思うのは間違いで、昨今の礼賛だけのような解説が誤っているのだろう。
    元になる作品を読んでいないものがあり、この解説から作品に誘われたくなる。まさに著者、編者の思う壺か。だが、それがいい。

  • 私は本を読むとき、後ろの方、つまり解説やあとがきから読むことが多いです。
    最近単行本を本屋で見ていると(もちろん後ろの方から捲る→冒頭の文をみる)著者のあとがきがない本が多くて、寂しいな。最後のページを捲ったら奥付、なんて・・
    関川さんの解説は、本体よりも文学らしい、と言われているくらい切り口の鋭いもの揃い。
    司馬遼太郎の章は、圧巻。

  • 本を一冊読み終えたときのたのしみが、最後の「解説」や「あとがき」であるので、しかもそれが関川氏のものであるならば、と読み始めた。
    が、…やはり、巻末のそれを読む愉しさは読み終えたときの高揚感があり、この気持ちを誰かと分かち合いたいと願っているからこそなのだった。

    ここに「解説」された本は私はどれも読んだことがなく、それゆえ読み進めるのはなかなかに時間を要した…が、放り出すこともなかった。なぜなら、読んだことのない本なのに、それぞれの「解説」がやっぱり面白かったからである。これは本家を読まねばなるまい。
    司馬遼太郎の一章はひとつの論文となっている。すごかった。

  • 関川夏央さんが
    「解説」を書いてきた
    文庫は
    あらためて
    信頼できるんだ

    強く思う

    この本に紹介されている
    未読の「文庫」ならず
    既読の「文庫」も
    今一度
    紐解こう!
    と 強く思った

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