怒る犬 MAD DOGS

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000258500

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  • この本の犬たちは怒っている。
    目を赤くして怒っている。

    犬は人間に怒りたい気持ちがあるかもしれない。
    けれども
    犬は本当に怒っているのだろうかと思った。

    この世界は、この地球は
    人間だけのものではない。

    ヒバクシャを作ったのはだれだ。
    地球を壊すのはだれだ。
    こんなことになったのはだれのせいだ。

    人間だ。

    間違いなく人間だ。
    犬はそれを知っていても怒っていないかもしれない。
    怒っているかもしれない。

    私はそう思うのだ。

    私は犬と17年暮らしていたことがある。
    それで犬はいろんなことを分かっていると感じてきた。

    犬が怒っているのなら、
    「人間よ、わかってくれ」という怒りではないか。

    人間にとって犬は最良の友。
    犬にとっても人間は最良の友だと思う。

    犬は人間がやっぱり好き。
    人間はダメな生きものだけど、
    一緒に生きていく仲間だと犬は思ってくれていると思う。

    まえがき、あとがきの黒田征太郎さんの文を読むと、
    黒田さんが犬を人間に従うべき単なる生きものと
    思っていないのがわかる。

    そして、人間が特別なわけではない。
    人間が偉いわけではないという想いが伝わってくる。

    犬を怒らせたり、悲しませたりしない世界は
    平和な世界だと思う。

    Hiroshima,
    Nagasaki,
    Fukushimaへの想いがつづられた絵本。

  • 平和利用と言われいる「核」もNOです。

    岩波書店のPR
    「「原爆を落としたのは誰だ」「あやまちを繰り返すのは誰だ」と、何匹もの犬が吠えている…… 「平和ポスター展」など、クリエイターならではの手法で核廃絶を訴える三人が、ビジュアルブックを創り上げました。たくさんの怒る犬たちを主人公に、「核兵器・NO」のメッセージを世界に発信します。オールカラー・英文対訳付。 」
    『怒る犬 MAD DOGS』moreinfo
    http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0258500/top.html

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著者プロフィール

黒田征太郎
1939年 大阪・道頓堀に生まれる。
1945年 疎開先の滋賀県で終戦を迎える。
1955年 高校を 1年で退学、船員として米軍の揚陸艦に乗り込み
1年半の間にプサン、マニラ、ハイフォン、サイゴンなどを航行。
1967年 北米を放浪。
1968年 野坂昭如と出会う。装画や挿絵を担当していく。
1969年 長友啓典と共にデザイン事務所「K2」を設立。
1992年 ニューヨークにアトリエを構え、国内外で活動する。
1994年 「野坂昭如 戦争童話集~忘れてはイケナイ物語り~」プロジェクト開始。
2004年 PIKADONプロジェクト開始。
2009年 拠点を北九州市門司区に移す。
2019年 田川伊田駅横のトンネル内に山本作兵衛炭坑記録画のオマージュ作品を制作。

現在も絵画、絵本、ライブペインティング等、精力的な制作を続けている。

「2022年 『いのちってナンボ? 平和ってナンボ?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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