図録 植民地朝鮮に生きる 韓国・民族問題研究所所蔵資料から

  • 岩波書店 (2012年9月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (144ページ) / ISBN・EAN: 9784000258586

みんなの感想まとめ

歴史を視覚的に楽しむことができるこの図録は、植民地時代の朝鮮半島における日本の経営手法を探る貴重な資料です。著者は、韓国の民衆を啓蒙するための資料が多く収められているものの、その背後には日本による資源...

感想・レビュー・書評

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  • 私は博物館フェチなので、韓国釜山や大邱の近代博物館や、ソウルの西大門刑務所歴史館などで既に見ている。。日本の植民地である戦前の朝鮮半島をどの様に日本国は経営して来たのか。ここでは図録だけで説明している。

    編集は日本人なので、日本人が韓国の民衆を啓蒙していた資料が多いのであるが、それでも、その啓蒙の目的はあくまでも韓国の生産物の収奪と、大陸への足がかりのためであった事がわかる。かなり「頭のいい」経営だったのだ。

    1929年にソウルで朝鮮博覧会があった時に、観光ポスターを作っているのであるが、朝鮮半島と、日本が支配下に置いてあった遼東半島、南満州鉄道が一体のものとして捉えられ、観光の対象となっている。現代の若者が見ると、ものすごい違和感を持つのではないか。

    1911年の朝鮮双六というものもある。朝鮮の風物と共に、朝鮮侵略で活躍した加藤清正、小西行長を配し、耳塚も置き、征韓論の西郷隆盛もいる。上がりに進めるのは、新羅の貢船、日清戦争、日露戦争、豊臣秀吉、伊藤博文のコマだけという仕組みで、上がりの場面は寺内正毅が「併合詔勅」を読む場面である。つまり、当時朝鮮侵略の当為性がこんな形で、一般的に広まっていたのである。
    2012年12月10日読了

  • こういう図録の本はいいですねぇ。写真とか見てるだけで楽しい。
    内容はほぼ知ってることばっかりなので特になし。

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著者プロフィール

1950年生まれ。京都大学名誉教授、部落解放・人権研究所朝鮮衡平運動史研究会共同代表。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。専門は朝鮮近代史。主な著作に、『生活の中の植民地主義』(編著、人文書院、2004年)、『創氏改名-日本の朝鮮支配の中で』(岩波新書、2008年)、『朝鮮衡平運動史料集』『朝鮮衡平運動史料集・続』(監修、解放出版社、2016年・2021年)などがある。

「2023年 『植民地朝鮮と衡平運動』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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