私だけのふるさと――作家たちの原風景

制作 : 毎日新聞夕刊編集部  須飼 秀和 
  • 岩波書店
3.00
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本棚登録 : 45
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000258906

作品紹介・あらすじ

多彩な顔ぶれの作家四〇名が、自らの故郷への想いや、幼少時代のエピソード、その土地が書き手としての自分に与えた影響などを語った回想集。故郷を描く言葉は、消えることのない風景の鮮明な活写であると同時に、彼方に漂う儚い幻想のようでもある。須飼秀和によるカラー挿画が、回想の余韻を深める。

感想・レビュー・書評

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  • わたしは東京生まれ東京育ち、おまけに祖父母も親戚も皆東京なので故郷的なのにすごく、ものすごく憧れて育ちました。同じく道尾秀介さんが東京生まれなようで、故郷って田舎なのが全てじゃないなーと今更ながらはっとしたり。好きな作家さんたちのそれぞれのふるさと、楽しかったです。

  • もともとは毎日新聞の夕刊に掲載された作家さんの故郷の思い出を40名分まとめたもの。
    エッセイというよりは聞き書きで、そこに須飼秀和さんが、作家の語る思い出からイメージを膨らませた挿絵が併録されている。
    瀬戸内寂聴さんのように、故郷を追われるようにして都会に出てきて、(現在は名誉市民や県民栄誉賞を受けて優遇されて、考えも変わったものの)ずっと自分を疎外してきた町を恨みに思っていた人もいるけれど、たいていの人は、幼少期あるいは思春期を過ごした場所が、今の作家人生に大きな影響を与えている。
    東京出身は北区の道尾秀介さんだけ。古川日出男さんが、福島県郡山の椎茸専業農家の次男で、子供の頃は椎茸畑の手伝いをさせられていたというエピソードが印象に残った。

  • 様々な顔ぶれの作家40人が、それぞれの幼少期の思い出や故郷を綴った回想集。
    故郷での暮らしが直接今の仕事に繋がっていたり。
    有川浩さんは高知県出身。「県庁おもてなし課」を読むと故郷への思いを感じられる。そして小学校の時担任の先生がお話を書く「物語クラブ」というのを作ってくれたらしく、そこで文章を人に見せることを初めて意識したとのこと。それが今の原点になっているようだ。
    自分は生まれてこのかた東京のため、故郷の持ちネタとか全くないので、少しうらやましかったりする。方言使う友達とか可愛いな、と思うしね。

    須飼秀和氏の挿画が結構味があって良かった。ここは、カラーにして正解だったね。

  • 作家が生まれた故郷について語っているという
    ただそれだけの内容。
    その人の主観だけ、とはいえ、何だか行きたくなってしまうような
    そんな気分にさせてくれます。

    北は北海道、では南は沖縄? と思ったら九州どまり。
    頼める人に沖縄の作家さんがいなかったのでしょうか?
    その代わり(?)国外が…。
    これはこれですごいです。

    ほぼ、と言っていいくらい絵もついていて
    それがそこに行ったかのような、そんな錯覚を
    させてくれるのかもしれません。

  • 岩井志麻子「『地味な子』と言われ目立とうと誓った」

  • 914.68
    作家たちの原風景

  • 昔を懐かしみながら、記憶を辿りながら、色んな形で心に残っているふるさとが描かれている。

  • 「絵」がすばらしい
    一葉ずつゆったり見ているだけでも楽しい
    その一葉のそれぞれに
    ゆかりの作家さんたちの「文」が寄り添ってくれている
    もちろん、「絵」が寄り添っているという読み方もできますよね。
    そして
    幼い日のことが描かれた「文」「絵」はたまらなく愛しい

    ぜひ 続編を出してもらいたいものです。

  •  それぞれの故郷についての思い出のショートエッセイなんだけれど、新聞に連載できる長さのせいか、短すぎてどうにも目が滑る。好きな作家さんや興味のある作家さん以外は読みにくい。
     ふるさとのほかにもう1テーマくらい絞られていると読みやすかったんじゃないかしら。

  • いや、これは、めっちゃいいです!とりあえず、好きな作家さんのとこだけ読もうと思っていたのですが、最初から一気に読んじゃいました。というか、読まずにはいられませんでした!いやー、堪能、堪能。大満足です♪

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