昭和三十年代 演習

著者 : 関川夏央
  • 岩波書店 (2013年5月29日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000258982

作品紹介

昭和三十年代とは、どのような時代だったのだろう。明るく輝き、誰もが希望に胸をふくらませていた時代だったのだろうか。貧乏くさくて、可憐で、恨みがましい-そんな複雑でおもしろい当時の実相を、回顧とは異なる、具体的な作品と事象の読み解きを通して浮き彫りにする。歴史はどのようにつくられ、伝えられてゆくのか。歴史的誤解と時代の誤読を批判的に検討する。

昭和三十年代 演習の感想・レビュー・書評

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  • 著者と世代が似ているので自分なので、実感としてよくわかることが多かったし、おもしろかったです。

  • 生まれる前か、幼少期に当たるので、リアルタイムでは知らない、覚えていないことばかり。
    小説、映画、世相を通して昭和30年代を振り返る。
    「あの頃はよかった」かなとは思えなくなる。

  • 先日読んだ明星の表紙の本を思い出しました。吉永小百合さんの中流階級出身のお嬢さんのイメージが常につきまとう家庭の背景やファンの期待、映画にひっそりと織り込まれた当時の出来事など、興味深い解説が満載でした。当時を表現するものとして北朝鮮への帰国事業が盛り込まれている「キューポラのある街」を観てみたいなと思いました。

  • 昭和三十年を語ったという珍しいほんですが、現代から冷静に三十年をみていたと思います。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、2開架 請求記号:910.264//Se31

  • 「三丁目の夕日」の嘘を咎めない感覚を提示していたが、非常に納得できる論考だった.マンガや映画からは汲みとりトイレににおいは出てこない、その通りだ.特に第6講に様々なトピックが次々と出て来るが、どれもよく記憶しているものばかりで、楽しく読めた.

  • 13/08/12。
    13/10/19、2回目了。

  • 記憶を美しく脚色してしまう、人間の性。昭和30年代とは最も文学全集が売れた時代だったそうだが、確かに家にも母親が買ってくれた少年少女文学全集があった。

  • 関川夏央『昭和三十年代演習』書評 (内田樹の研究室)
    http://blog.tatsuru.com/2013/07/12_1242.php

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    「昭和三十年代はどんな時代だったのだろう。明るく輝き、誰もが希望に胸をふくらませていた時代だったのか。回顧とは異なる、具体的な作品や事象の読解から、複雑な色合いをもっていた当時の実相を浮き彫りにする。忘却された歴史の襞にわけいり、時代の無意識にふれる。」
    『昭和三十年代 演習』moreinfo
    http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0258980/top.html

  • 昭和三十年代についての再検証、といっていいと思います。おもに映画や文学に描かれたこの時代を、当時の事情に照らして検証していきます。昭和三十年代は日本が「世界への復帰」を目指した時代だった、という指摘にはなるほどと思いました。南極観測船宗谷のエピソードは、奇跡の帰還を果たした「はやぶさ」に重なります。日本人の本質は、ずっと変わっていないのかもしれません。

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