統合の終焉――EUの実像と論理

著者 : 遠藤乾
  • 岩波書店 (2013年4月24日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000258999

作品紹介

連邦国家を目指す「統合」の物語は終わった。けれども、もはやEU抜きの統治は考えられなくなっている。「ポスト統合」を生きるヨーロッパをどう捉えたらよいのか。EUの形成過程やその内的なダイナミズムの分析、統合の思想的検討などを通じて、ヨーロッパ統合のもつ豊かな含意を引き出していく。気鋭の国際政治学者がEUの実像と論理に迫る意欲作。

統合の終焉――EUの実像と論理の感想・レビュー・書評

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  • よく知っているけれど、よくわからない統治機構 EUについて、その成立から現在の状況までの詳細な経緯、歴史と思想についての解説書。膨大な資料に、お腹いっぱい。

  • EUの統合は終わりつつあり、中では不協和音が生じつつあるが、それでもEUは機能している、何故か?というところから書かれた研究本。

    EUの統合史がよくまとまっており、素人にもわかりやすかった。

  • 出るのを心待ちにしていた本でした。読んでみて、改めて著者の力量に感じ入っています。

    第1章が素晴らしい。EUの意味がここまで豊穣に語られるのも珍しい。第2-4章は、ストーリーテラーの才能を感じます。第5章はちょっと難しいけど、これがあるから6-7章がわかりやすい。8-10章は名論文で、読んでいて小気味よい。11-12章も考えさせられました。

    EUについて考え抜かれた決定版というだけでなく、国際関係や政治を考察するうえでも避けて通れない本に仕上がっていると思いました。

  • 欧州統合の研究書。歴史的、国際関係、政治体制、思想などの側面から多面的な欧州理解を試みており、これまでの欧州研究と一線を画している。
    最終章の一節「日本におけるEU研究の隘路(①EU性善説、②統合現象叙述型、③米国理論直輸入型)」は、実務家としても思い当たる指摘も。
    注釈や索引も充実(全体500ページ弱の約四分の一)しており、欧州債務問題をより深く理解する上で多くの示唆を与えてくれる。

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