軽いシティズンシップ――市民、外国人、リベラリズムのゆくえ

制作 : 遠藤 乾  佐藤 崇子  井口 保宏  宮井 健志 
  • 岩波書店
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レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000259149

作品紹介・あらすじ

国内の社会統合を支えるリベラルな装置と考えられてきたシティズンシップ。しかし、グローバル化に伴う人の移動は、排他性というシティズンシップの別の面をあらわにした。ここから、シティズンシップはどのように変容するのか。この分野の第一人者が研究・政策動向を概観し、特定の文化・国家・ナショナリズムから独立した、普遍的な「軽い」シティズンシップという未来形を提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 本書は、現代世界の移民問題を考慮に入れたシティズンシップ論について論じたものである。筆者のヨプケは今までのシティズンシップ論の変遷を整理するとともに、移民を中心とした現代世界のとりまく状況の中でシティズンシップが今どのような状況にあるかを整理している。ヨプケは、現代のシティズンシップを地位、権利、アイデンティティの観点から整理し、それらが互いに論理補完性を維持していることを説明している。
    自分自身、シティズンシップ論は全然知らなかったので、序章や第一章を読んだだけでだいぶお腹いっぱいだったが、全体を通して鋭い考察がたくさんあり、読んでいて楽しかった。一方、第二章以降はさすがに噛み切れない部分も所々あったので、また時間のある時に一つ一つ咀嚼していきたい。

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プロフィール

(Christian Joppke)
1959年生まれ。カリフォルニア大学バークレー校博士(社会学)。南カリフォルニア大学助教授、欧州大学院大学教授、ブリティッシュ・コロンビア大学教授、ブレーメン大学教授、パリ・アメリカ大学教授などを経て、現在、スイスのベルン大学教授。
既訳書には『軽いシティズンシップ──市民、外国人、リベラリズムのゆくえ』岩波書店、2013年がある。その他の主著としては、Immigration and the Nation-State: The United States, Germany, and Great Britain, Oxford University Press, 1999, The Secular State Under Siege: Religion and Politics in Europe and America, Polity Press, 2015など。

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