純粋法学

  • 岩波書店 (2014年3月19日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784000259507

みんなの感想まとめ

法の本質を探求する本書は、従来の法学に対する鋭い批判を展開し、法を科学的に扱う新たな視点を提供します。著者は、法規範とその正しさの結びつきを断ち切り、実定法をそのまま規範として理解することを目指してい...

感想・レビュー・書評

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  • ハンス・ケルゼンの主著『純粋法学』第二版の邦訳。法を対象とする「科学」の樹立を意図する著者は、従来、法政策的見地の混入や法秩序の「正統化」を行ってきた伝統的法学を徹底的に批判し、(新)カント(派)的科学観に基づいて、規範を人間の解釈図式として理解し、規範とレヒト(正しさ)の結合関係を断ち切ろうとする。すなわち、(法)規範は正しいものでなければならないという想定を自然法的イデオロギーとして斥け、実定法を全て規範として理解し、法学の対象とする学問の構築を目指した。とりわけドイツ法学の複雑な概念構成を単純化して全て斥けていく手際は、ある種の爽快感すら覚える。体系的法学書というだけでなく、イデオロギー批判の書としても非常に興味深い。訳文も極めて平明であり、ある程度の法学のタームを踏まえていれば理解にそれほど困難はないと思われる。

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著者プロフィール

ハンス・ケルゼン(Hanas Kelsen):1881年プラハ生まれ、1919年ウィーン大学教授、1930年ケルン大学教授、1940年アメリカ移住、カルフォルニア大学(バークレー校)教授、1973年没。長谷川 正国:1946年千葉県佐倉市生まれ、1981年早稲田大学法学研究科博士課程満期退学、現在、福岡大学法学部教授。

「2016年 『国際法原理論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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