居住福祉社会へ――「老い」から住まいを考える

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000259866

作品紹介・あらすじ

老いて死にゆくまで、自らの人生を主体的に生き抜くこと。そのためには、日々の暮らしを営む住まいとコミュニティが欠かせない。本書では、保育・介護・災害対策などの多様な視点から、高齢者が抱える様々な困難・具体例をおりまぜ、住環境のあり方を考察する。

感想・レビュー・書評

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  • チェック項目3箇所。注目すべきは、「家庭の事情」による入所者の46.6%は同時に「住宅の狭小過密」をあげていることである、家さえ広ければ家族と一緒に住める、家庭内のトラブルが防げた、などが予想される、高齢者の住まいのありかたとして「在宅介護か施設入居か」が話題になる、だが、住む家がない、住み続けられない等、さまざまな理由による居宅困難の高齢者の多いことに注目しなければならない。老人ホームの入所者は、広範で多様な経歴・職業人生を送ってきた人たちであることがわかる、そして、最長職歴等から推測できる入所者の特徴をいい表すと、不安定就労・低収入などによる社会保険の欠如および経済基盤の弱い人たち、住み込みのサービス業など就労のバト生活の場が一体となっていることによって離職が直ちに住居の喪失となる人びとなどが多い、不安定な住まいは、心身や経済上の変化がすぐに生活の継続を困難に陥れ、施設入所につながることをしめしている、このことはまた、現状では老人ホームという居住の形態を老後の生活拠点として必要とする人たちが多数いることを示している「今、老人ホームの待機者が42万人と言います。誰が待機しているのでしょうか。入居を決めているのは家族です。まれに本人が『わたしさえ辛抱すれば、まるくおさまるから』という理由で入っておられるのです。家族が『一人では置いておけないから』と待機リストに入れられるのです。一体、誰のための施設なのか。何のためのサービスなのか。私の考えは、『待機高齢者ゼロ作戦』はやめてもらいたい。施設に入ってもらいたいのは家族のニーズであって、ご本人のニーズではないからです」。「老人と若者は一緒に住むべきである。老人は若者がまわりにいることによって、活力を与えられる。老人が若者に対して与えることができるのは、人生経験と生きていく知恵である。それは若者にたいし人生の展望をひらく手助けとなる。異なった世代がいっしょに住むことは、生活の質を豊かにするものである。それは、必ずしも同じ家族の中で老若が一緒に住む必要はない、一つのコミュニティに異世代の他人が住めばいい」。

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