子どもと悪 (今ここに生きる子ども)

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著者 : 河合隼雄
  • 岩波書店 (1997年5月20日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000260640

子どもと悪 (今ここに生きる子ども)の感想・レビュー・書評

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  • 悪の存在についてー…

    私は幼い頃、悪い子だった。
    先生に歯向かい、男の子を罵倒し、悪口をいいまくった。お金をちょこっと盗んだこともある。
    そのきっかけは何だったのだろう。
    たぶん、自分がした優しさに胸が苦しくなったから。
    初めて誰かに好かれたから。
    そんなことが、苦しくなったから。その経験の反動で悪を知った。不思議なきっかけ?そうともいいきれない。
    子供の心は複雑だけど、なんだか真理をついている。

    悪を肯定する、訳ではない。けれど、いいこちゃんでいるという悪い子。そろそろ疲れないかな?

  • <閲覧スタッフより>
    子どもの抱える「悪」。それは大人への反抗心から生まれるものでもある。遊びの中に孕まれる暴力や嘘と同様に「いじめ」もまたそうした「悪」の中から立ち現われてくるものかもしれない。子どもの世界を規制して頭ごなしに否定するのではなく、限度を超えぬ守りとしての役割を大人が果たせることを説いています。
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    所在番号:371.4||カハ
    資料番号:10109737
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  • 子どもの創造性と悪には密接なつながりがあるのではないか、というお話。
    作家や学者などの子ども時代の話や、文芸作品に描かれた子どもの姿などを例に、「悪」とみなされる行動が子どもにとってどのような意味をもつかを論じている。

  • 大人として子供とどう向き合うかを考えるための本であると同時に、自分の子供時代を振り返るための本でもあると思う。読みながら、私自身の思春期の様々な葛藤が思い出され、またそれを黙って見守ってくれた両親の有難さを噛みしめた。やわらかな文章が胸に沁みる。

  • いちばん印象に残ったのは、表紙の裏についている
    谷川俊太郎さんの詩☆
    胸に沁みました(^ω^)

  • すでに子育てを終え、しみじみ振り返る中でこの本を読みました。
    以来、何度か読み返しています。
    河合先生は、きっと多くの子どもや親御さんの相談を経験される中で、「悪」という問を立てられたのでしょう。
    私たちが一般的に「悪」というモノに出会ったとき、その事象にどのように向き合うといいのかを教えてくれる本です。
    「子ども」の成長や自立の中で多角的に「悪」を捉え見ていくことの大事さと、成長のすき間に入り込んで来る「悪」を通して学ぶことの何と多いことか・・・。
    私たち大人は「悪」を「悪」と捉える締め付けられた視点の他に、子どもの「悪」から多くを知り学べることを認識したいものです。

  • 「悪」とは、「やってはいけないこと」に等しいのか。
    でも、一見「悪」に思えることでも、後々になって考えると必ずしもそうとは言い切れないことってたくさんある。

    例えば、小さいころに昆虫を殺して遊ぶこと。
    「悪」だと決めつけて、全て禁止してしまったら、「死ぬ」ということがどういうことなのかを知る機会がなくなることにつながるかもしれない。

    あと、「悪」の奥にあるもの。
    それをすることで、子どもは何を訴えようとしているのか。
    表面の「悪」を退治することだけに熱心になって、その奥の根本の問題を見過ごしてしまうことは、取り返しのつかない「悪」を招く結果になるかもしれない。

    「悪」は奥が深い。
    すべて悪に拒否反応を示すのではなく、悪いことは悪いこととしながらも、その意味をさぐり、時にはその必要性を認めることも考えなければいけないのかもしれない。

  • 人間の創造力と悪との関係からはじまり、宗教では悪がどのように捉えられているのか、物語には悪がどのように描かれているのかなど、様々な場面に現れる悪について、様々な角度から具体例も交えながら考察していく。
    そして、現代のいじめの問題から親子関係に至るまで、幅広く考えをめぐらせていく筆者の問題意識の高さに共感を覚える。
    悪とはいったい何なのか、子どもとはいったい何なのか、根本的で重要な問題についてとても考えさせられた。

  • 命にやさしくなるためには、命を遊んでみることが必要だ。チャンバラ、虫殺し、人形ごっこ…
    自分の心を混沌のまま丸ごと引き受けること。こどものこころを裁かないこと。悪も善も、ひとところにあるもののはず。

  • 私には難解すぎてザセツしました…

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