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Amazon.co.jp ・本 (200ページ) / ISBN・EAN: 9784000260688
みんなの感想まとめ
ゲーム「ポケモン」を通して、無意識の衝動や人間の欲望を探求する本書は、精神分析や人類学の視点から興味深い分析を提供しています。ポケモンの要素を通じて、科学と魔術の違いや「贈与論」について論理的に展開さ...
感想・レビュー・書評
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簡単なことすら回りくどく説明しようとするきらいはあるけれど、ポケモンとゲームと対称aの関係はなかなか面白かった。
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ゲーム「ポケモン」による子供の無意識的衝動(野生)の分析。レヴィ=ストロースの話もあり。科学と魔術の違い、無意識の中に眠る衝動などが、ゲームの要素と絡めて論理的に表現されている。
ポケモンがメンコ遊びの頃から続く伝統であり、冒険のための(知識により分類された)小宇宙の世界とは、なるほど頷ける。
少々古い本だが、今読んでもためになった。
2章~5章は難解な表現が多く、少し読み辛いため☆は4つ。内容的には☆5級。
6章の贈与論の話は分かりやすかった。人格の一部をモンスターにこめて、交換ではなくあげてしまうのだ。 -
「つまり、ことばの体系に組み込まれていない欲動の流れを「霊」と呼び、「対象a」を「贈与されるもの」と言い換えてみれば、『ポケモン』のゲームについてこれまで私が語ってきたことのほとんどは、そのまま人類学の探求してきた「贈与論」のテーマと重なっていくのである」 ー 151ページ
精神分析やら人類学やらの視点からポケモンを眺めた本書が出たのはすでに15年以上であるが、現在の戦略ゲームとして特化したポケモンを見たとき、中沢新一はなにを思うのか気になるところ。
自分自身、ポケモンをやってて思うのは、自分の性格が使ってるパーティの性格にある程度対応している、あるいは、使ってるパーティから自分の性格を見出そうとしているところがあるなということ。
勝てるパーティを構築するために色々試してみるのも面白いんだけど、何か自分らしい戦略みたいなのはあって、それで勝てるように組もうとしている姿は自分で見てもある種の自己分析的なところがあるなと感じている。 -
閉塞した現代の子供たちの心に、野生の思考を甦らせた「ポケモン」というゲーム。宗教人類学者の中沢新一がその功績を鮮やかに紐解く。ゲームなんかやってないで勉強!…ってのはもう古い考え方ですよね。
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