世界文学のフロンティア〈3〉夢のかけら

著者 :
  • 岩波書店
4.13
  • (3)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 20
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000261432

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 主に東欧やロシア界隈の旧社会主義国出身の作家をセレクト(マルケスだけが異質)したアンソロジー。体制からはみ出てしまった夢の欠片が暗黒の背景にひと粒の光を投じながら、現実には方向をつかめず内界に沈みこんでしまった感覚が残る。収録作の殆どが幻想的で美しくありながら悲しげだ。このようにテーマを絞ったアンソロジーは全体でひとつの作品として読めてしまうので、後になって作家と作品が噛み合わなくて困る。単に私の記憶力の欠如によるものかもしれないが。そんな私でも間違いなく記憶に残るカダレの「災厄を運ぶ男」が素晴らしい。

    《収録作家》ダニロ・キシュ/G・マルシア=マルケス/ステファノ・ベンニ/スタニスワフ・レム/イスマイル・カダレ/ヴィスワヴァ・シンボルスカ/ヴォルフガング・ヒルビッヒ/ボフミル・フラバル/残雪/アナトリイ・キム/エステルハージ・ペーテル/アブラハム・テルツ

  • 「世界文学のフロンティア3 夢のかけら」読んだ http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/6/0261430.html … Gマルケスの悪夢の話、「最後の授業」と「一九八四年」を混ぜたような「最後の涙」がいい。出身地と作品世界の関連を傾向分析したら面白そう。レムはここでも架空本書評(つづく


    イスラム圏、ソ連圏、あと侵攻と侵略とで国のアイデンティティが不定な国、そして複雑なナショナリティをバックグラウンドに持つ作家、母国語とは異なる言語で書く作家。時間の観念や現実の定義を再設定したり、主客体の揺らぎを扱う作品が多いのには何か関係があるのかな(おわり

    ##
    そして、残雪の「かつて描かれたことのない境地」を読もうとしたら図書館からこのアンソロジ http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/6/0261430.html … が来たのでいま読んでいるのだけど、ある短編で、新聞の編集長が「知的な人は新聞なんか読まない」と言っていて笑ってしまった

  • 「世界文学のフロンティア3 夢のかけら」読んだ http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/6/0261430.html … Gマルケスの悪夢の話、「最後の授業」と「一九八四年」を混ぜたような「最後の涙」がいい。出身地と作品世界の関連を傾向分析したら面白そう。レムはここでも架空本書評(つづく

    イスラム圏、ソ連圏、あと侵攻と侵略とで国のアイデンティティが不定な国、そして複雑なナショナリティをバックグラウンドに持つ作家、母国語とは異なる言語で書く作家。時間の観念や現実の定義を再設定したり、主客体の揺らぎを扱う作品が多いのには何か関係があるのかな(おわり

    ##
    そして、残雪の「かつて描かれたことのない境地」を読もうとしたら図書館からこのアンソロジ http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/6/0261430.html … が来たのでいま読んでいるのだけど、ある短編で、新聞の編集長が「知的な人は新聞なんか読まない」と言っていて笑ってしまった

全3件中 1 - 3件を表示

今福竜太の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
リチャード ブロ...
ウラジーミル・ソ...
多和田 葉子
ガブリエル ガル...
イタロ カルヴィ...
有効な右矢印 無効な右矢印
ツイートする