桂米朝集成 第1巻

著者 :
制作 : 豊田 善敬  戸田 学 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 31
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000261470

作品紹介・あらすじ

噺の復活と創作、演出をめぐる論文・随筆・随談。「『そってん芝居』の考察」も新収録。

感想・レビュー・書評

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  • <閲覧スタッフより>
    「落語」とは?
    江戸中期に始まった庶民的な話芸。 人情ものや怪談ものなど、様々なカテゴリがあり、噺の最後に「落ち」と呼ばれる結末がつくため、「落語」と言われます。 また、同じ噺でも噺家によって違ったりと、色々な楽しみ方があります。

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    所在記号:779.13||カヘ||1
    資料番号:10163706
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  • 桂米朝師の対談やコラム、論文等等を集めた上方落語研究書とも言えるような一冊。小噺集、「そってん芝居」の写真付き速記、珍品「古手買」の速記なども収録。
    ちょっとペラペラ読むつもりがついつい夢中になって読み進めていました。「落語と私」の文章も載ってたりしましたが、独演会などのプログラムに書かれたコラムや、対談で語られた江戸落語との違いなんかは非常に勉強になりました。よく書かれていた「長屋の花見」と「貧乏花見」の違いなんか、まさに東京と大阪の気性の違いですなあ。上方落語から落語に入った私だからものすごく面白かったです。でもだからこそ、東京の方の落語ももっと勉強しなくちゃな…

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著者プロフィール

桂 米朝(かつら・べいちょう)落語家。本名・中川清。1925(大正14)年11月6日、満州大連生まれ、兵庫県姫路市育ち。1943(昭和18)年、作家・寄席文化研究家の正岡容に師事。1947(昭和22)年、四代目桂米団治に入門、三代目桂米朝を名乗る。戦後、衰退の一途にあった上方落語の復興に尽力。途絶えていた数多くの噺を再構成して復活させ、多数の弟子を育て、サンケイホールをはじめ全国各地での独演会を成功・定着させた。上方落語四天王の一人にして中興の祖。文化勲章、重要無形文化財保持者(人間国宝)、文化功労者、紫綬褒章など受章・顕彰多数。著書『米朝上方落語選(正・続)』(立風書房)、『上方落語ノート(1~4集)』(青蛙房)、『桂米朝集成(1~4巻)』(岩波書店)など。

「2013年 『米朝落語全集 増補改訂版 第一巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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