死 (21世紀へのキーワード インターネット哲学アゴラ)

  • 岩波書店 (1999年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784000262842

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  • 哲学者の中村雄二郎と、人類学や民俗学を研究する小松和彦が、「死」というテーマをめぐって交わした往復書簡をまとめた本です。

    自然と文化の関係をどう考えるか、あるいは、アニミズムをどのように理解するべきなのかといった問題が論じられており、著者たちの間で意見の相違が浮き彫りになっているのですが、それぞれの立場からの意見が表明され違いが確認されるにとどまっており、積極的にそれぞれの主張を突きあわせることで問題を掘り下げるといった試みが十分になされているとはいいがたいのではないかという感想をもちました。小松は「死」というテーマについて思弁的な考察に踏み込むことに遠慮があるように感じられます。他方、中村のほうは、すでにみずからの思想的立場を確立していて、それを揺るがすような問いかけを小松から聞き出すことができずにいる、といった印象を受けました。

    もう少し両者がたがいの議論の拠って立つ根拠について検討を進めていれば、生産的な議論になっていたのではないかという気がします。

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著者プロフィール

1925年、東京都出身。哲学者。明治大学名誉教授。東京大学文学部卒業後、文化放送に入社。その後、明治大学法学部教授を長く務めた。西洋哲学をはじめ日本文化・言語・科学・芸術などに目を向けた現代思想に関する著書が多数あり、主要著作は『中村雄二郎著作集』(岩波書店、第1期全10巻・第2期全10巻)に収められている。山口昌男と共に1970年代初めから雑誌『現代思想』などで活躍、1984年から1994年まで「へるめす」で磯崎新、大江健三郎、大岡信、武満徹、山口昌男とともに編集同人として活躍した。

「2017年 『新 新装版 トポスの知 箱庭療法の世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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