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- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000263238
作品紹介・あらすじ
中世を中世たらしめている独自の要素とは何か。それはいかなる意味で先行する古代、後続の近代と区別されるのか。国家や社会、統治や政治秩序のありようを探り、貴族層や修道院の系譜をたどりながら、広くユーラシア的時空を見据えて、ヨーロッパ中世1000年の歴史的・文化的骨格を明らかにする。従来の中世理解の図式に再検討をせまる近年の歴史研究をふまえた中世像の捉え直し。
感想・レビュー・書評
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SS5a
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[評価]
★★★★☆ 星4つ
[感想]
中世ヨーロッパについてを近年の研究成果も加えつつ、解説している。
まずは驚くのは「半島のヨーロッパ」という言葉だ。もちろん地理的にヨーロッパが半島となっていることは理解していたが半島の根本がなにかしらの勢力に抑えられ、ユーラシア大陸との交流が容易に行えなくなったことがヨーロッパに多大な影響を及ぼしたという認識には大変に驚いた。
他に驚いたこととしては一つの国家の中で地域ごとに統治方法が異なっていたということだったな。そうな統治方法がありなのかと感じたが、その後の解説を読むと少しは納得できたように思う。
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