ナショナリズム (思考のフロンティア)

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (161ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000264365

作品紹介・あらすじ

ナショナリズム-この奇怪なる現象の本質とはなにか。われわれを魅惑するその不可思議な力は、どこに宿るのだろうか。近代日本における、この観念の思想史的な系譜と変遷を「国体」ナショナリズムという視座から明らかにし、現在のグローバル化がもたらす地政学的な変容のただ中において、新たなる秩序構想にむけたナショナリズムの脱構築がもたらす可能性について考える。

感想・レビュー・書評

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  •  「日本のナショナリズム」がテーマ。


    【目次】
    はじめに [iii-x]
    目次 [xi-xii]

    I ナショナリズムの近代 001
    1 ナショナリズム,近代の「病い」か「救済」か 001
    2 〈自然〉と〈作為〉のあいだ 011
    3 ナショナル・アイデンティティとナショナル・ヒストリー 017

    II 「国体」ナショナリズムの思想とその変容 
    第1章 基本的な視座 023

    第2章 「国体」思想のアルケオロジー 039
    1 「日本という内部」の語り 039
    2 政治と美のデュアリズム 044
    3 繰り返される伝統=自然への回帰 049

    第3章 「国体」の近代 054
    1 作為的〈自然〉としての「国体」 054
    2 「ココロ主義」と「天皇の軍隊」 060
    3 「憲法/(教育)勅語」体系としての「国体」 067

    第4章 「国体」の弁証法 074
    1 「国体の本義」と「空疎さ」のナショナリズム 074
    2 「国体」の境界と変容 083

    第5章 戦後「国体」のパラドクス 088
    1 戦後の原像と「斬絶/連続」のパラドクス 088
    2 「談合体制」としての戦後「国体」 095
    3 「国体」の成熟と喪失 099
    和辻哲郎/南原繁/江藤淳/丸山眞男

    むすびにかえて 147

    III 基本文献案内 157

  • ナショナリズム、この奇怪な現象ほど両義性にみちたものはない。それは、憧憬と鼓舞の感情を呼び起こすかと思えば、嫌悪と痛罵の感情ともつながっているからである。pはじめに iii

    「想像された共同体」としてのネーションへの同一化は、ある意味でグローバル化の加速度的な「液状化」に対する神経症的な反応と言えないことはない。p2

    【ネーションの二重性】p11
    二重性とは、ネーションが、一方では自生的な共同体としてあらわれ、他方では作為的な抽象的統一体とみなされることを意味する。

  • 956夜

  • [ 内容 ]
    ナショナリズム―この奇怪なる現象の本質とはなにか。
    われわれを魅惑するその不可思議な力は、どこに宿るのだろうか。
    近代日本における、この観念の思想史的な系譜と変遷を「国体」ナショナリズムという視座から明らかにし、現在のグローバル化がもたらす地政学的な変容のただ中において、新たなる秩序構想にむけたナショナリズムの脱構築がもたらす可能性について考える。

    [ 目次 ]
    1 ナショナリズムの近代
    2 「国体」ナショナリズムの思想とその変容(基本的な視座;「国体」思想のアルケオロジー;「国体」の近代;「国体」の弁証法;戦後「国体」のパラドクス)
    3 基本文献案内

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    [ 参考となる書評 ]

  • 姜尚中の本。
    右に傾いている人に対する反論があった。(小林に対して)

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著者プロフィール

姜 尚中(かん・さんじゅん)
1950年、熊本県熊本市に生まれる。国際基督教大学準教授、東京大学大学院情報学環・学際情報学府教授などを経て、聖学院大学教授、同学長を歴任。東京大学名誉教授。専攻は政治学、政治思想史。

「2017年 『原子力発電と日本社会の岐路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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