ホビットの冒険 (下) (物語コレクション)

制作 : 瀬田 貞二 
  • 岩波書店 (1999年11月5日発売)
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  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000264648

ホビットの冒険 (下) (物語コレクション)の感想・レビュー・書評

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  • これはもう1度、指輪を読まないといけないなぁ…。

  • 「ゆきて帰りし物語」。
    平和で安全な暮らしから、危険と波乱のともなう世界に飛び出し、そして大きな目的を成し遂げ、元の場所へと帰っていく。そんな体験をしたビルボが、最後に書く本のタイトルです。
    物語(フィクション)という存在が持っている働きを、これほど的確かつ簡潔に言い表したタイトルは無いかもしれないと思います。

    本作品の地の文はまさに「語り聞かせ」で成り立っています。語り手は、まるで見聞きしてきたかのようにビルボ達の冒険、あるいは中つ国の知識を私達に聞かせます。その語りが物語世界のリアリティを作り出します。なぜ「語り聞かせ」なのか、あとがきを読んでみると、この『ホビットの冒険』が、トールキンが子供達に聞かせたベッドタイム・ストーリーが元になっていたと知って、納得できます。

    子供達は寝る前に物語を求めます。空想の世界の体験は、時として現実よりもずっと豊かで楽しいです。
    それでもいつかは現実に帰ってこなければならない。ビルボだって、袋小路屋敷を放り出して旅に繰り出したのですから、そこが戻るべき場所です。子供達だって、旅立ったままではいつまでも眠ることができない。
    しかし、旅を終えたビルボは、ガンダルフが指摘するように、旅立つ前とは別人になっています。元々さんざん「冒険」を拒否していた人物でも、思い切った旅を経た後には、目覚ましい成長を遂げています。

    同様に、優れた物語は、読み終えた私達をも別人に変えてくれます。読み始める前とは、本人には分からなくてもきっと何かが変わっています。
    これが、「ゆきて帰りし」物語です。豊かな想像力から成る世界を旅した経験は、きっといつまでも読んだ人の中に残り続けてくれます。

  • J.R.R.トールキンのファンタジーの金字塔と呼ばれる『指輪物語』の「指輪」が発見されたことが明らかにされる物語です。瀬田貞二氏の素晴らしい訳を岩波書店が緻密な見直しをし、数回に渡る改定を行った読みやすい物語になっています。もちろん何回読んでも楽しめますが、物語の順序に従い、まずは『指輪物語』の前に『ホビットの冒険』読む方がお勧めです。<br>
    挿絵が地図だけになっています。「なんだ児童書か」なんて偏見があるとか「電車の中で読むのはちょっと」という場合にお勧め。

  • 上下巻。慣れてたせいか読むのに苦労しなかった。単純に楽しくて、スイスイ読んで、とても気持ちよく読み終えられる。

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