●フランソワ・フュレ(François Furet) 1927年パリ生。歴史家、政治思想史。1956年、国立科学研究センター研究員、フランス革命の研究に着手。1960年、社会科学高等研究院研究員、1977年から85年までは院長を務める。1985年以降はシカゴ大学教授も兼任。フランス革命の研究家として世界的に高い評価を受け、ハンナ・アレント賞(1996)をはじめ、数多くの賞を受賞する。1997年3月、アカデミー・フランセーズ会員に選ばれるが、同年7月に急逝。邦訳著書に『フランス革命を考える』(大津真作訳、岩波書店、1989)『20世紀を問う――革命と情念のエクリール』(大宅由里子訳、慶應義塾大学出版会、1996)『幻想の過去――20世紀の全体主義』(楠瀬正浩訳、バジリコ、2007)『マルクスとフランス革命〈叢書・ウニベルシタス〉』(今村仁司・今村真介訳、法政大学出版局、2008)他。
「2015年 『歴史の仕事場』 で使われていた紹介文から引用しています。」