講座心理療法 第7巻

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000265676

作品紹介・あらすじ

心理療法の場合、疾患の「原因」や「必然性」を明確にできることは少なく、またそれを特定したとしても、それによって障害を除去することは不可能に近いという。ならば、クライエントの「なぜこんなことになったのか」「この苦しみから逃れるためにはどうしたらいいのか」という叫びにどう応えられるのか。心理療法にとっての「真理」とは何なのか-。人間が生きていくうえで、どうしても不可欠と考えられる哲学、宗教、教育などは、心理療法とどう関連するのか。心理療法の現場における最新・最大の話題、研究の最先端を提供する。

感想・レビュー・書評

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  • わたしがこの本にすごく惹かれた理由は、これまで大切だと思っていた因果的思考について、心理学の観点から記載されているからである。サイエンスの中でのその考え方の絶対的ポジションと、心理学でのポジションの圧倒的な違いが知らされるような気がした。カウンセリングを学ぶものにとってとても大切だと思った。このシリーズの本全部ほしい。

  • 因果的思考の欠点がこれでもかと書いてある。西洋的論理思考が限界に来てることが良く分かる傑作。

    • angoさん
      10年20年時代を先取りしている内容。
      10年20年時代を先取りしている内容。
      2009/12/12
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著者プロフィール

川嵜克哲(かわさき よしあき)
1959年生まれ。1983年,京都大学教育学部卒業。1989年,京都大学教育学部大学院博士後期課程修了。現在,学習院大学教授。著書『風景構成法の文法と解釈』(福村出版),『夢の分析――生成する〈私〉の根源』(講談社)。編著『セラピストは夢をどうとらえるか』『風景構成法の事例と展開』(いずれも誠信書房)。

「2020年 『エセンシャル・ユング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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