大乗の教え〈上〉般若心経・法華経ほか (仏典をよむ 3)

著者 :
制作 : 前田 専学 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 16
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000266239

作品紹介・あらすじ

仏教が発展・展開するなかで、やがて「一切衆生」の救済を説く大乗仏教が生まれてくる。それは日本にも伝来し、聖徳太子の昔から、その精神形成の基となってきた。「空」の理論が凝縮された『般若心経』『金剛般若経』、在家信者がなみいる菩薩たちをやりこめる『維摩経』、女人の説法として名高い『勝鬘経』、そして「諸経の王」と呼ばれる代表的大乗経典『法華経』と観音菩薩の慈悲を説く『観音経』など、なじみ深い仏典の数々。

感想・レビュー・書評

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  • 大乗仏教の経典『般若心経』『金剛はんny心経』『維摩経』『勝鬘経』『法華経』『観音経』を、漢訳と現代語訳で読む。
    現代語訳は、NHKラジオで放送されたものを収録したもので読みやすい。また、著者による解説も大乗仏教を理解する上で大変参考になる。

    大乗仏教の経典は、民衆に分かりやすく、広まりやすいように作成された文学作品である。
    維摩経の主人公の維摩詰が説く「我々は、感情、欲情はあるけれど、それを断ち切った所に理想があるのではなく、それを正しい方に向け、導くとこにある。」という説教や、観音教の「南無観全音菩薩」と皆で唱えればその災難から逃れられる、などという教えは、在家や民衆の間で広まった大乗仏教の特徴的な教えである。

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著者プロフィール

1912年、島根県生まれ。東京帝国大学文学部印度哲学梵文学科卒業。東京大学名誉教授、東方学院学院長、比較思想学会名誉会長、学士院会員などを歴任。仏教思想・インド哲学の第一人者。紫綬褒章、文化勲章、勲一等瑞宝章受章。人間ブッダの姿を明らかにするとともに、人類共通の普遍思想を求めて、仏教と西洋思想の比較思想研究を推進。著書に『〔決定版〕中村元選集』全40巻(春秋社)、『広説佛教語大辞典』全4巻(東京書籍)、訳書に『ブッダのことば』『ブッダ 神々との対話』(ともに岩波文庫)などがある。99年逝去。

「2018年 『続 仏教語源散策』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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