現代世界への問い (21世紀文学の創造 1)

  • 岩波書店 (2001年11月5日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784000267014

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  • 筒井康隆が編集した評論シリーズの第一巻。さまざまな評論家作家に各巻ごとのテーマにそったエッセイ評論を書いてもらっている。この巻は現代社会における文学の役割について。各文は短く読みやすい物が多い。全10編。
     いろいろと知的好奇心をくすぐる文が多い。
     筒井の『現代社会と文学の行方』は中央文庫『小説のゆくえ』に再録。
     個人的には、佐藤亜紀『物語のゆくえ』が強烈でこれを立ち読みして購入を決めた。まあ、線引ばかりで100円だったせいもあるが。
     某評論家漫画原作者編集者に対する毒舌の猛烈さに驚いた。オタク文化の強烈な批判でもあって、個人的にもっともと感じる箇所が多かったがあまりに挑発的でびっくりした。
     「質」を求める読者とそれに対応する作品を生み出すことを作家の使命と考えていて、どういうものが小説の「質」といえるのかは、ぜひ読んで欲しい。小説とは何かという小説論になっている。まあ、佐藤の他の著作で何度も書かれている内容なのだが。佐藤の本を読むきっかけになった文章だった。

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著者プロフィール

筒井康隆……作家、俳優。1934(昭和9)年、大阪市生まれ。同志社大学卒。1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。

「2024年 『三丁目が戦争です』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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