男女という制度 (21世紀文学の創造 7)

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制作 : 斎藤 美奈子 
  • 岩波書店 (2001年11月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000267076

男女という制度 (21世紀文学の創造 7)の感想・レビュー・書評

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  • シリーズものの一冊でジェンダーをテーマにしたもの。確かに、文学ってジェンダーの温床的な感じがする。本書では、川上弘美や藤野千夜、ネカマの佐々木由香が執筆しているほか、少女小説の変遷(横川寿美子)、いまどきの男の子向け冒険物語(ひこ・田中)などについての論考が収められている。
    一番面白かったのは、小倉千加子「戦後日本と『赤毛のアン』」。「赤毛のアン」というとお転婆の代名詞であり、自分らしく女の子から女性へと育っていく代名詞のような印象だったが、この論では、アンが結局は幼馴染みのギルバートと結婚し家庭に入ってしまう(家庭を築く)ことから、どんなに野放しにしても最終的にはよき妻、よき母の道を敷いていることを指摘している。そして、作者のモンゴメリも訳者の村岡花子もその道を歩んだ人なのだと。

  • 「性別」って世の中を牛耳っているんだ、物書き、論者、識者が文藝を中心に解析。

    分析対象の読み物(例 コバルト文庫とか)自体をよく知らないし、ううむ、あまり「男」も「女」も意識して生きて来た訳ではないので、ここでもそこでもあそこでも「女という枠」が...と教えて頂いても..

    ジェンダー問題に造詣が深い人には面白い読み物かもしれないが、しろうとにはねぇ。はぁ、そうですかねぇ、って感じ。
    (そーゆー無関心が「男女という(理不尽な)制度」を増長させるのだっと怒られそうですがね)

  • 赤毛のアン、ドラクエ、ネカマ、などの物語文法から今現在の(アカデミーに閉ざされていない社会に根ざした)ジェンダーを考えられる一冊。

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