貨幣システムの世界史 増補新版――〈非対称性〉をよむ (世界歴史選書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000268585

作品紹介・あらすじ

本国をはるか離れた中東地域で、二〇世紀初頭まで流通したオーストリアのマリア・テレジア銀貨。製造コストが額面よりも高い銅銭を発行し、しばしば「良貨が悪貨を駆逐する」事態をつくりあげた中華帝国。インドで流通した桁はずれの零細通貨、モルディヴ産貝貨…。日々の営みに欠かすことのできない貨幣。しかし、その歴史はいまだ謎に満ちており、「貨幣とは何か」という問いは、わたしたちを惹きつけてやまない。貨幣と市場の複雑で多層的な世界を"非対称性"という概念を手がかりによみとき、世界史のなかの貨幣現象を根本的にとらえなおす。多くの議論を呼んだ旧著に「東アジア貨幣史の中の中世後期日本」を加えた新版。

感想・レビュー・書評

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  • 有意義な読書だった。欧米の論者の多くは近代ヨーロッパ(もしくは現代)だけを見て「貨幣とは何か」という話をするけれども、こうして世界各地各時代の貨幣史を見ていくと、そんな一般論を許さない多様性がある。

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