心理学 ― PSYCHOLOGY (〈1冊でわかる〉シリーズ ― Very Short Introductions日本版)

  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000268622

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  • 心理学とは何か どのように研究するのか
    こころには何が入ってくるのか 知覚
    こころには何が残るのか 学習と記憶
    こころに入っているものをどうやって使うのか 思考、推論、コミュニケーション
    なぜそうするのか 動機づけと情動
    決められたパターンが存在するのか 発達心理学
    人をカテゴリー分けすることは可能か 発達心理学
    「異常」って何? 異常心理学
    人はどのようにして互いに影響を与えあうか 社会心理学
    心理学は何のためにあるのか

  • 著者:Gillian Butler  臨床心理士。
    著者:Freda McManus  認知療法士。
    訳者:山中康裕  心理臨床学者。

    【感想】
    概説書。
    ただ、ブックガイドが古いことと、臨床心理学・精神医学・精神分析のなかでも偏りがあることが、個人的に気になる。

    【書誌情報】
    刊行日:2003/06/05
    9784000268622
    B6 並製 カバー 214ページ
    在庫:品切れ

    心理学は何をどのように研究する学問か,という問いに始まり,心は外界をどう受け止めるか,その結果何が残るか,心の中にあるものをどう使っていくのか,ある行為をなす理由は何か,心の発達にはパターンがあるのか,個人差は,異常とは,他者との関係は,研究の実地への利用は,今後の研究課題は…など,心理学全般を視野に収める.

    ■編集部からのメッセージ
     心理学,と一口にいっても実に広範なジャンルに広がっています.
     こころを扱うということは,人間の機能のほとんどの側面を対象とすることになるからです.その「こころ」を扱う――科学的に研究するにはどうしたらよいのでしょうか.こころの中に何がどのように入り,残り,それを使ってこころがどのように働くのか,どうやったら「わかる」ことになるのでしょうか.
     こころは間接的にしか観察できません.そのためいろいろな角度から,さまざまな方法での研究が進められてきました.
     この本は,心理学のこれまでの歩みと現在の代表的な研究,これからの発展の方向を,短いスペースのなかで簡潔明快に紹介しています.目次にあるように,知覚・学習・思考・情動・発達・個性・異常・臨床・社会心理学が取り上げられていますが,解説では訳者の山中先生が心理臨床学について補足し,初めて心理学を学ぶ人にも心理学の全体像がつかめる,上質な入門書に仕上がりました.

    ■ちょっと立ち読み
    “私たちは,意識的な心はたいていの場合,自らのコントロールの範囲にあると思いがちだ.私たちは自分が何をしているのかを考え,問題を解き,何を着るか,食べるか,言うかといったことについて慎重に選択する.自分のやったことを表現することもできるし,自分の活動や希望や恐れに思いを馳せることもできる.私たちは,暖かな春に目覚めた時「考えなしに」木の実の蓄えを探し回るリスとは違って,自らの行動について意識的に考えたりコントロールしたりチェックしたりしていて,そうすることで「考え深い」「理性的な」存在となっている,と思っている.過去25年間にわたる認知心理学者の研究によって,現在,思考するときには表面下で多くの異なる過程が起こっているということが分かり,思考は意識的,論理的性質を持つという前提が変化してきた.”
    (本書第4章より)

    ■訳者からのメッセージ
    山中康裕
    “心理学っていったいどんな学問なんだろう.人間の心を,どうやって知ったり,調べたりするんだろう,などという素朴な疑問をちらほら聞きます.そんな問いに,実に直截に答えてくれるのが本書です.本書は,オックスフォード大学出版会から出ている,VSI(簡略入門書)シリーズの中の,「サイコロジー」つまり「心理学」の巻からの翻訳で,心理学一般の考え方およびその歴史から始まって,知覚,認知,学習,記憶,思考,感情,発達,知能,性格,異常,社会心理学などについて,簡明に説かれており,さらに,訳者である筆者が,その解説と,最近わが国で力をつけてきた臨床の分野での「心理臨床学」のイントロについても補足しました.それに,原書にあった用語解説をアイウエオ順に直して載せ,参考文献も和洋にわたって挙げて,まさにこれ一冊で,心理学のおよそのアウトラインをつかみ,更なるアドバンスをと言う方にも役に立つ本となっていると自負しています.どうぞ,書店で手にとって確かめてみてください.”
    https://www.iwanami.co.jp/smp/book/b256774.html


    【簡易目次】
    謝辞 [iii-iv]
    目次 [v-vi]

    1 心理学とは何か どのように研究するのか 001

    2 こころには何が入ってくるのか 知覚 017

    3 こころには何が残るのか 学習と記憶 035

    4 こころに入っているものをどうやって使うのか 思考、推理、コミュニケーション 053

    5 なぜそうするのか 動機づけと情動 071

    6 決められたパターンが存在するのか 発達心理学 089

    7 人をカテゴリー分けすることは可能か 個人差 109

    8 「異常」って何? 異常心理学 128

    9 人はどのようにして互いに影響を与えあうか 社会心理学 145

    10 心理学は何のためにあるのか 163

    解説――日本の現状を踏まえて(山中康裕) [175-187]
    用語解説 [188-198]

    日本の読者のために――心理学関係のさらなる書物を必要とする読者のためのガイド100冊 [7-10]
    読書案内 [4-6]
    参考文献 [1-3]

  • 【サポートスタッフ企画展示:2018春 ブックリスト掲載本】

    ▼LEARNING COMMONS イベント情報
    https://lc.nul.nagoya-u.ac.jp/event/?m=201804&cat=5

    ▼名古屋大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    https://nagoya-m-opac.nul.nagoya-u.ac.jp/webopac/WB01378111

  • 198円購入2018-07-05

  • 心理学にもいろいろある

  • 内容は実験例などが多く、幅広く面白いですが、文章が分かりにくいと感じました。

  •  心理学の勉強にはなるが、面白いとは言えない内容。

    100402 通読。

  • ¥105

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