動物の権利 (〈1冊でわかる〉シリーズ)

制作 : 戸田 清 
  • 岩波書店
3.73
  • (6)
  • (9)
  • (9)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 87
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000268653

作品紹介・あらすじ

「動物を虐待してはいけない」とたいていの人が思っている。なぜいけないのだろうか。同時に「人間は動物を利用できる」とも考えているだろう。なぜできるのだろうか。動物に道徳上の権利を認めるとは、どういうことを意味するのか。権利があるとしたら、その場合の「動物」の範囲は?動物にとっての幸福と危害とは?「生命あるもの」として動物を尊重しようとする「動物の権利」の考え方と背景を、肉食・動物実験・動物園・ペットなど実際の問題に即してじっくり考える。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 「人間は生命を殺して食べることによって生きる存在である。それが人間存在の根源的な条件である」みたいなのをジョゼフ・キャンベルで読んで以来、「動物の権利」は、気になっているテーマ。人間の暴力性ということを考えていく上で外せないテーマである。

    というわけで、1年くらいに前に買ったんだけど、気が重くて、なかなか読めなかったのだが、なんとか読了。

    「動物」については、ロジカルに考えれば、考えるほど、食べちゃいけないな、ということになっちゃうんですよね。

    が、やはり肉は食べたい。というわけで、人間が肉を食べていい理由を考え始める。

    のだけど、私が考える反論くらい、すでに解決済で、あっさりと反論されてしまう感じですね。

    う〜ん、人間って、やっぱ罪深い存在だな〜、と。

    と思っても、引き続き、肉を食べ続けるんだろうな〜。

    この矛盾をなんらかの理屈で割り切ることなく、ホールドし続けることが、とりあえずのスタンスかな?

    悩ましいよ〜。

  • 『動物について真剣に考える』の簡易版

    ・動物虐待非難について
    第一に、不必要に動物を傷つけている場合
    第二に、動物虐待が人間に有害な結果をもたらすかどうかについては必ずしもそうと言えない。

    ・理性の有無で考えることはできない
    理由:子供の場合は?理性を欠いた精神的病気を持った人を搾取していいのか

    ・動物と人間の殺害の罪の重さ
    比較するものであれば平等と言えない

    ・介入と"純粋に援助が助けになる場合"の違い
    草食動物を助けても野生の食物連鎖など

    p54まで 6/4

  • 三葛館一般 480.79||DE

    当たり前のように肉を食し、ペットを飼う。
    そんな私たちの生活を見つめなおす一助となってくれる図書です。
    「生命あるもの」として肉食・動物園・動物実験・ペット等の問題を考えています。

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=57851

  • 著者は、「感受性を有する動物」は「道徳的地位」を持っていると主張します。
    そして「平等な配慮」に値するとも主張しています。
    動物は道徳的地位、あるいは道徳的権利を持っているのでしょうか。
    著者は動物の心の世界、利害を理解する枠組み、肉食の倫理、ペットや動物園で動物を飼うことの倫理について反論を交えながら論証していきます。
    後半には、野生動物を捕獲すべきか、動物園で動物を飼育すべきかなど、動物園廃止ディベートの論拠、証拠資料として使える部分も多くあります。
    動物の権利について知ることのできる良書です。

  • 分類=動物実験。03年9月。

全7件中 1 - 7件を表示

動物の権利 (〈1冊でわかる〉シリーズ)を本棚に登録しているひと

ツイートする