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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784000268691
感想・レビュー・書評
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評価はつけられない。まあふつうの人がこれ読んでわかるようになることはないと思うので、楽しむだけならまだ『構造と力』とか読んだほうがいいのではないか。
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いまさらポスト構造主義である。岩波書店のこのシリーズはお気に入りだが、生協で見つけて衝動買い。
折島正司の翻訳もこなれていてよても読みやすい。ポストモダンのしなやかさを「軽さ」ととらない真摯さもよいと思った。こういう哲学書がたくさん読まれるべきなのだと思う。 -
「ポスト構造主義」は言わんとすることはなんとなくわからなくもないが、やはり今ひとつわからない概念。
実際のところ、「ポスト構造主義」というラベリングを受け入れている著者はいないと思われる。少なくともいわゆるフランスの現代思想関係では、「ポスト構造主義」という「主義」はなくて、そうしたカテゴリーに基づく議論もあまりない。それはどちらかというと英米においてフランス現代思想を議論するためのコンセプトと言える。
というわけで、英国の著者による「ポスト構造主義」の解説本を読んでみた。
これがとても良かった。「構造主義」対「ポスト構造主義」という対立図式で議論されることもあるのだが、この本を読むことで「ポスト構造主義」という言葉を使うことで何を議論しようとしているのかが明確になったと思う。少なくとも著者のスタンスはとても明確だ。
どういうことかというのはまとめると長くなるので、要約はしないが、一番、印象的であったのは、「ポスト構造主義」の原点にソシュールの言語哲学を持ってきていること。
通常、ソシュールは構造主義の元祖で、それを人類学に応用したレヴィ=ストロースが構造主義の2大巨頭で、「ポスト構造主義」はそれらを乗り越えようとして出てきた思想潮流であるとされる。にもかかわらず、ソシュールからこの本は始まるのだ。つまり、著者は、構造主義〜ポスト構造主義をかなり連続したものとしてみているわけだ。
差異の先に人類の普遍性、共通性を見出そうという傾向があるレヴィ=ストロースに対して、より差異に目をむけるポスト構造主義があるという整理はあるものの、そこは程度の問題な書き方で、ロラン=バルトやアルチュセール、ラカンなどについても、構造主義的な要素とポスト構造主義的な要素があるというニュアンス。
なぜ、そうなのかというと多分、ソシュールのそもそもの議論が言語は基本的に差異があって、それが指し示すものが必ずしも実在するわけではないというところからスタートしているからだ。ここを議論の起点にすれば、構造主義か、ポスト構造主義かというのはとても微妙な話しになる。そして、いわゆる「ポスト構造主義」と言われている人たちの議論が「構造主義」とどういう関係にあるかを考えれば、この整理は適切なものだと思う。
で、後半の方になって、いわゆる「ポスト構造主義」の権化みたいなデリダが現れるわけだが、ここまで議論が進むと、訳のわからなかったデリダの視点もなんかわかった気がしてくる。と言っても、デリダが最終回答を示してくれるわけでもなく、「ポスト構造主義」というものが、なんらかの答えを出してくれるものではない、というのがどうしようもなく明らかになってしまうわけだ。
でも、真実はたくさんあるよね、という話しで全てを相対化するわけでもなく、常に考え続ける、悩み続けるということが大事という話しになる。が、悩み続けるのも大変だ。著者は、なんか楽しみながらやっていこうよ、で、何ができるんだろう?と語りかけているように思う。
というわけで、「ポスト構造主義」の本で、初めて納得性があって、面白いと思うものに出会った気がする。 -
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ポスト構造主義を全く知らない私が、読み返さず通読して、ポスト構造主義たるものが何だか分かったような気になる本。
言葉と世界と私について、真理を理解したように思えるのに、本を閉じて辺りを見回した瞬間、悟りを忘れて元に戻っちゃうのです。 -
現代を語る上で欠かせないポスト構造主義。
まず構造主義がわからないのに、なぜ挑戦したのか。ソシュールあたりでめげそうになった。早いよ。構造主義を勉強してから、もう一度読む必要がある。 -
「一冊で分かる」という題名の割にあまり簡単じゃないのがこのシリーズの魅力(?)
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思想系?な人におすすめの語り口楽しい一冊。現代思想のあらゆるテキストが途端に読みやすくなってしまう。
折島正司の作品
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