- Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000268943
作品紹介・あらすじ
何だか気にはなるけれど、とっつきにくいという印象をもたれることの多い"論理学"。ギリシアの昔から発達し、現代もなおさまざまな広がりを見せている、この大きな学問分野の基本を、背景にある哲学的に興味ぶかい問題に関係づけながら、わかりやすく説明する一冊。記号の使用を最小限に抑え、身近なパズルやパラドックスから時間の実在や神の存在証明に至るまで、多様なテーマを題材に、楽しんで考えながら読めるように工夫されている。演繹的推論だけでなく、確率を考慮した帰納的推論についても解説。章ごとに要点のまとめ、巻末には問題や用語集・記号一覧などを収録した、簡潔な入門書。
感想・レビュー・書評
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図書館にて借りた本。
簡潔な入門書とあったが、初めて見る記号もあり私には難しく感じた。
この本を手に取った時、クリティカルシンキング系かと思ったが、記号論理学系だった。つまり数学的要素が含まれていた。
ただそんな中でも面白い頓智話が多かった。
プラトン「あなたが次に言った言葉が真であれば、橋を渡ってもよい、しかしもし偽であれば、私はあなたを水の中へ投げ込むぞ」
ソクラテス「君は私を水の中に投げ込むだろう」
このように面白いシーンもあった。
より易しいクリティカルシンキング系の本から読んでみようと思う。
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【サポートスタッフ企画展示:2018春 ブックリスト掲載本】
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最も古くからある学問の1つ「論理学」は、哲学から端を発し、今は数学的な色が濃くなっています。本書では、身近なパズルやパラドクスの解決法を導き出しながら、その問題の哲学的な背景を感じさせてくれます。哲学と数学を両方併せもつ「論理学」は、読み進めるのになかなか難しく…。著者も述べているよう、ゆっくり立ち止まりつつ、時には戻りながら読むのもありだと思います。巻末には「学術的」なものだけでない、読書案内も紹介されていますので、是非、読んでみてください。
(ぶどう)
和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=53840 -
論理学が哲学史の文脈でどのように発展し、どのように使用すれば哲学上の問題を解決できるかを解説してくれている。文章は非常にわかりやすい(訳のおかげ?)。やはり現代哲学には論理学や確率の数理的知識が必要なのだと実感させられる。
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141004 中央図書館
この「A Very Short Introduction」シリーズは、よく練られたパッケージであると感心する。本書は、論理学の基本アイデアを並べているが、素人でも興味を失わずについてこれるような、それでいて過度に易しくして本質と異なるものを提示したりすることもない、可愛らしい一冊だと思う。 -
いろいろな視点で書かれている。