グローバリゼーション (1冊でわかる)

  • 岩波書店 (2010年3月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784000269049

みんなの感想まとめ

この作品は、グローバリゼーションの複雑な現象を多角的に探求する内容であり、文化、経済、政治などさまざまな視点からのアプローチが展開されています。不可避で非可逆的なこのプロセスの原動力や決定要因について...

感想・レビュー・書評

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  • - 第一に、グローバリゼーションは、伝統的な政治的、経済的、文化的、地理的な境界を横断する新たな社会的ネットワークや社会的活動の創出と、既存のそれらの増殖とをともなう。
    - 第二に、社会的な関係、行動、相互依存の拡大と伸長に反映されている。
    - 第三に、グローバリゼーションは社会的な交流と活動の強化と加速を伴う。
    - 第四にらグローバリゼーションの諸過程は、単に客観的、物質的なレベルだけで生起しているのではなく、人間の意識という主観的な局面を伴う。
    - グローバリゼーションとは、世界時間と世界空間を横断した社会関係および意識の拡大、強化を意味する。

  • 経済学部 山川俊和先生 推薦コメント
    『グローバリゼーション…よく聞くけど、なんだかよく分からない。そんな重要そうだがつかみ所の無い概念をまさに「一冊でわかる」ように作られた良書。私はエコロジーの章の翻訳を担当している。』

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/735088

  • ・不可避で非可逆的なのか
    ・何がその原動力・決定要因なのか
    ・古いのか新しいのか。繰り返された過程か
    ・利益を広げるのか、格差を広げるのか
    ・民主化を進めるのか
    ・国家を退場させるのか、強化させるの、変容させるのか
    ・アメリカ化と同一なのか、文化帝国主義か

  • グローバリゼーションはさまざまな分野横断的に捉えるべきものであることを前提に、文化的、経済的、政治的など、各切り口からいろいろな立場からのアプローチと提唱を紹介している。

    構造がはっきりしていて、読みやすく、概観を理解しやすい構成になっていた。

    グローバリゼーション解明への入り口としていい感じ。

  • 閲覧室 319||Ste

  • 【サポートスタッフ企画展示:2018春 ブックリスト掲載本】

    ▼LEARNING COMMONS イベント情報
    https://lc.nul.nagoya-u.ac.jp/event/?m=201804&cat=5

    ▼名古屋大学附属図書館の所蔵情報はこちら
    https://nagoya-m-opac.nul.nagoya-u.ac.jp/webopac/WB01536025

  • なんかとっつきにくい。
    ただ真剣には読んでいないのでまた時間があるときに読んでみたい。

  • 展示期間終了後の配架場所は、開架図書(3階) 請求記号 333.6//St3

  • 原題:Globalization.2nd ed
    著者:Manfred B. Steger(グローバリゼーション研究)
    訳者:櫻井純理, 高嶋正晴,櫻井公人
    解説:櫻井公人


    シリーズ 〈1冊でわかる〉シリーズ
    刊行日 2010/03/26
    ISBN 9784000269049
    Cコード 0331
    体裁 B6・並製・カバー・222頁
    定価 本体1,800円+税
    在庫 在庫あり

     経済や政治にとどまらず,文化,環境,イデオロギーをも含む多元的な社会的変容過程としてグローバリゼーションを捉えてコンパクトに解説した定評ある入門書.新たな学問領域であるグローバル・スタディーズの知見をもりこみ,近年ますます深刻化するテロリズムや環境問題,世界政治の新展開に即応させてアップデートした改訂新版.
    https://www.iwanami.co.jp/book/b256795.html


    【目次】
    第二版はしがき [iii-vii]
    目次 [ix-xi]

    1 グローバリゼーション ――概念をめぐる論争 001
    オサマ・ビン・ラディンを脱構築する 003
    グローバリゼーションの定義に向けて 010

    2 グローバリゼーションと歴史―― グローバリゼーションは新しい現象か 022
    先史時代(紀元前一万年‐紀元前三五〇〇年) 025
    先史時代(紀元前三五〇〇年‐紀元前一五〇〇年) 028
    初期近代(一五〇〇-一七五〇年) 033
    近代(一七五〇-一九七〇年) 036
    現代(一九七〇年) 041

    3 グローバリゼーションの経済的次元 044
    グローバルな経済秩序 045
    貿易と金融の国際化 048
    多国籍企業のパワー 056
    国際経済機関の役割の増大 060

    4 グローバリゼーションの政治的次元 066
    近代国民国家システム 068
    国民国家の終焉? 072
    政治のグローバリゼーションとグローバル・ガヴァナンス 076

    5 グローバリゼーションの文化的次元 083
    グローバル文化――画一化か、差異化か 085
    メディアの役割 091
    言語のグローバリゼーション 093
    6 グローバリゼーションのエコロジー的次元 097

    7 グローバリゼーションのイデオロギー ――市場派グローバリズム、正義派グローバリズム、聖戦派グローバリズム 113
    市場派グローバリズム 117
    正義派グローバリズム 131
    聖戦派グローバリズム 142
    8 グローバリゼーションの未来を評価する 151

    グローバリゼーションの論じ方――訳者解説にかえて(櫻井公人) [159-175]
      論点の整理
      多次元アプローチ
      社会科学論としての読み
      イデオロギー論の位置
      グローバリゼーションをめぐる厳密な議論と定義のために
      若干の留意――①価値ミックス
      若干の留意――②一九世紀型と二〇世紀型のグローバリゼーション
      若干の留意――③マネー主導型グローバリゼーションの破綻について
      スティーガー略歴
    図版一覧 [35]
    「日本の読者のために」 [10-34]
    参考文献 [1-9]

  • グローバル化についてコンパクトに良くまとめられた本。最後の章までは中立の文章が続くが、最後のあたりになると著者自身が「正義派グローバリスト」であるという色が出てくる。

  • 3年前に改版され、翻訳されたグローバリゼーションについて総論的に解説した1冊。この書籍が発刊されてからも、あらゆる分野でグローバル化は進んでいるが、市場だけでなく、イデオロギー、宗教といった視点、政治的、文化的な視座でグローバリゼーションという現象を捉え、解説を加えている。参考文献が多数紹介されており、更に深く知りたい人への助けにもなるように思う。

  •  本書は、グローバリゼーション(以下グローバル化)の様々な側面を捉えている。著者は、これまで、グローバル化に対して、学者たちは特定の学問分野に基づいたアプローチによって、それぞれバラバラの主張を繰り返してきたと言う(p.14)。
     そこで著者はまず、そうした様々な主張の中から共通する要素を取出し、新しい定義を与え、その定義に基づいてグローバル化を経済、政治、文化、エコロジー、イデオロギーと言った点から概観している。

     まさにこの、「概観している本」が少ない中で、本書はよくまとめられている。また、訳者による解説や、参考となるであろう書籍の紹介など、初学者には大変親切な一冊となっている(ただし、書籍の紹介は新版ではじめて補遺されたものなので、注意されたし)。

  • グローバリゼーションの位置づけの基礎概観

  • グローバリゼーション/グローバリズムについて、様々な面からアプローチしていて分かりやすい。問題についても具体的事例が取り上げられ、興味を持たせてくれた。
    多国籍企業や新自由主義についても繰り返し言及されている。
    現代世界のシステムが明解に理解できる一冊。

  • 1258夜

  • [ 内容 ]
    過去20~30年間に経済・政治・文化・イデオロギー・環境などさまざまな側面で社会はこれまでにないスピードで変化を遂げた。
    その変化のプロセスの多様性を表す言葉として登場した「グローバリゼーション」は、しかし明瞭な輪郭をもたないまま浸透し、混乱もみられる。
    本書は社会全体を包み込む多元的なプロセスとしてグローバリゼーションを捉える一方で、各分野の状況を整理し、グローバリゼーション肯定論・否定論をまじえて包括的に検討する。

    [ 目次 ]
    1 グローバリゼーション 概念をめぐる論争
    2 グローバリゼーションは新しい現象か
    3 グローバリゼーションの経済的次元
    4 グローバリゼーションの政治的次元
    5 グローバリゼーションの文化的次元
    6 グローバリゼーションのイデオロギー的次元
    7 グローバリズムに対する異議
    8 グローバリゼーションの未来を評価する

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 多面的にグローバリゼーションについてまとめてあり、わかりやすい本です。経済的側面からしかあまり意識していなかったグローバリゼーション、イデオロギーや文化の面、歴史的な流れも理解できた。

  • 市場的グローバリズムの5つの主張。
    1.グローバリゼーションとは、市場の自由化とグローバルな統合に他ならない。
    2.グローバリゼーションは不可避で、非可逆的である。
    3.グローバリゼーションを統括しているものはいない。誰のせいでもない。
    4.グローバリゼーションは誰にとっても利益がある。
    5.グローバリゼーションは世界に民主主義をいっそう広める。

  • 2010.5.16

    ゼミの課題図書。
    グロバリゼーションに関する論点をまとめてある感じ。

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