核に蝕まれる地球 (岩波フォト・ドキュメンタリー 世界の戦場から)

著者 :
制作 : 広河 隆一 
  • 岩波書店
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  • 本棚登録 :24
  • レビュー :8
  • Amazon.co.jp ・本 (78ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000269711

作品紹介・あらすじ

セミパラチンスク、ビキニ、ハンフォード、ネバダ、ジャドゴダ、イラク…。放射能で生存の危機に脅える世界各地の人びと。

感想・レビュー・書評

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  • 資料ID: W0125197
    請求記号: 369.36||Mo 74
    配架場所: 本館2F書架

  • 胸が痛い・・・。
    心が痛い・・・。
    人間とは かくも残酷でありえるのか・・・。
    アメリカを鬼畜と呼んだのは間違いない。

    弱い人・・・。
    ただそこで生まれて暮らしていただけなのに・・・。

    体が震えるほどの怒りと悲しさに包まれる。

    開けてはいけなかったパンドラの箱。
    まさにその通りだと思う。

  •  広河隆一監修のフォト・ドキュメンタリーシリーズ「世界の戦場から」の1冊。カザフスタンの旧ソ連秘密軍事都市、ビキニ水爆実験の被曝者たち、ネバダ核実験場・ハンフォード核工場に関わった人々、インドのウラン鉱山の村人たち、劣化ウラン弾の「洗礼」を受けたイラクの人々。核・放射能の問題を考えるとき、決定的に重要なのは「軍事」に関わる部分である。軍事利用される核には、日常的にさまざまなトラブルが起こっているはずである。だが、「軍事機密」という錦の御旗は、核と人々の命とのかかわりを調査し、検討することさえ許さない。

     矢部史郎氏は、原発以後、労働とストライキの意味が変わってしまった、と述べている。では、核時代以後、軍事的な「知」と「情報」のありようは、いったいどう変化したのだろうか。核を考えることは、国家という権力、軍という力の現代的な中心を見定めようとすることでもあるのではないか?

  • 核(放射能被害)について調べるため、この本を手に取った。フォトドキュメンタリーという副題の通り、掲載された写真は非常に痛烈。個人的には、更に突き詰めた内容の文章も欲しかったが、おそらく書ききることはできなかったのだろうと思う。核・放射能というものを非常に身近に感じる。それは日本も同じように。

  • 畏友から借りた本。ちゃんと返したかな。。

    「あんまり気持ちのいい本じゃないけど、いろいろと考えさせられた。
    よく唯一の被爆国日本って言うけど、別に唯一ってわけでもなくて、いろんな国で核実験が行われたり原子力発電所で事故を起こしたりして被爆した人はたくさんいる。
    ちょっと冷静に考えればわかるはずのこのことが盲点だった。
    もっと幅広い知識をつけて考えを深めていかないと。

    いまさらだけど、写真の力って偉大だと思う。 」

  • 核被爆はヒロシマだけの話じゃない。旧ソ連やアメリカなど核実験場などでも同様に被害が起きている。それを写真で捉えた。こども、親、老人。みな目が暗くよどむ。

  • 分類=核兵器。03年8月。

  • 衝撃だった。このシリーズを続けざまに見ていると、人間のおろかさやせつなさに満たされて悲しくなる。戦争という現実を憎いと思う。核や化学兵器はもっと憎い。人間だけの領域ではない場所まで犯して戦争が終わった後も人間だけでなく生物を、命を蝕み続ける。戦争の写真集とは違った衝撃があった。ビキニやインドの核実験は知っていたが、アメリカやカザフスタンの核実験は知らなかった。しかもこんなに何回も行われていようとは!彼らは戦争に勝ちたいのか?科学という悪魔に魂を売ったのか?命を粗末にすることで金儲けをしたいのか?自国が強いことを自国民を抹殺することで証明したいのか?彼らの心がわからない…その狂気さは人間の心ではない。アメリカの汚染された核工場近くから日本へ農作物が輸入されているという衝撃!そしてアメリカで何者かがひそかに子牛の体を調査しているというミステリードラマのような現実。この時代は何と恐ろしい時代なのだろう!
    そしてモルモットのように扱われたビキニ沖の人々やべドウィン。人間は命を何だと思っているのか!怒りで唇が震えた。様々な危険を犯して長年にわたってこの事実を追ってきた彼に尊敬の念でいっぱいだ。

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