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Amazon.co.jp ・本 (158ページ) / ISBN・EAN: 9784000269773
作品紹介・あらすじ
明治期、「文学」概念がゆらいでいた時代の中で、その独自の感性と知見から、歴史、藝術、思想へと関心を広げ、「国文学」の枠に収まらない学際性を発揮した藤岡作太郎。男性側の価値観から解放された文学史の叙述をはじめ、風俗史、絵画史などの歴史研究、思想史へのアプローチなど、幅広い領域にわたる業績の真髄に迫る。
感想・レビュー・書評
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「近代『国文学』の肖像」と題された5冊のシリーズで、近代に「日本文学研究」の基礎を築いた5人の研究者について、古典文学研究者がその実像と学問の本質に迫る(ひとり1冊ずつ)。取り上げられているのは、「日本文献学」を提唱した芳賀矢一。国文学研究の枠だけにはおさまらない学際性を発揮した藤岡作太郎。古典の本文の校訂に力を傾けた佐佐木信綱。多くの古典に注釈を施し、新しい注釈のあり方を模索した窪田空穂。古代文学研究を基盤に常に文学の本質を問い続けた高木市之助。以上の5名である。合わせ読むことで、「古典研究」を通して日本がどのように近代化を進めようとしていたのかが窺われる。古典や歴史に興味がなくても、伝記としてもおもしろく読めるので、どれか一冊でも読んでいただきたい。
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